ヴァイングート・ベルンハルト・オットは、「グリューナ・フェルトリーナのスペシャリスト」としてオーストリアで最も注目される生産者だそうです。
これは、集合畑ローゼンベルクのワインで、ステンレス・タンク熟成4ヶ月、年間生産量18,000本だそうです。造り手のHPは、⇒こちらです。(ドイツ語)
オーストリーを初めて飲んだのは、ワインを飲み始めた頃の9年前ぐらいだったかな。
シュトルヒというコウノトリがラベルに描かれたブラウフレンキッシュが使われたワインだったんですが、それがあんまり美味しくなくて、おまけにそれ以来オーストリーワインを見かけなくなって、ずっと飲んでいませんでした。
なのですごく久しぶりのオーストリーワインで、おまけに初めて飲む葡萄品種なのでとても楽しみです。(⌒∇⌒)
黄緑色がかった、涼しげな澄んだレモンイエロー。
グラスに近づくと、たっぷりのミネラル、グレープフルーツ、ライム、ベルガモットの爽やかな香りと、蜂蜜の甘い香りがしました。
飲んでみると、塩気を感じるくらいミネラルたっぷり。
香りはライムの香りが一番強く、それから、グレープフルーツ、ベルガモット、ミネラル、白い花、シトラス、白桃、オレンジ、オレガノ、ローリエ、蜂蜜、青リンゴの香り。
余韻は短めで、蜂蜜の香りの中にほんのり胡椒の香りがしました。
良く熟した柑橘系果物のような厚みとコクのある果実味と、ほんのりだけどコクのある甘味を、クリーンできりりと引き締まって余韻の長い酸味と、たっぷりのミネラルがしっかり引き締め、とてもきりりとして引き締まった味わいになっています。
ほど良いコクとたっぷりの旨味があり、とても爽やかでかつ飲み応えのある美味しいワインです。
ピータンポイントは83点かな♪=*^-^*=
ローゼンベルクとお寿司はどれも良く合っていて、酢飯だけでも酢飯の甘みがワインととても良く合っていました。
真鯛と合わせるとまろやかになって旨味増し、秋刀魚とは秋刀魚の臭みをさっと流してくれ、甘海老とはワインの甘み増してまろやかになり、サーモンともとても良く合っていました。
驚いたことにイクラととても良く合っていて、ぐっとワインのコクが増して美味しくなりました。
煮穴子とはまあまあだけど、海苔がついているところはとても良く合っていました。海苔の香りが手助けしてくれるようです。
卵とは香りが合ってまあまあの相性で、マグロ、イカ、シマアジ、鶏もも串ともまあまあの相性で、貝とは全く合っていませんでした。
昨日の甲州は2日目も美味しく、こちらもお寿司との相性がとても良かったです。
甲州といくらは、わさびを添えたほうが良く合い、ワインの香りが増して旨味も増して、とても良く合っていました。
甲州もローゼンベルクもイクラととても良く合っているけれど、どちらかと言うとローゼンベルクの方が良く合っているようです。
煮穴子とは香りが合ってコクも増してとても合っていました。わさびがあるとけんかしてしまい、全く合わなくなりました。
マグロをわさび醤油でワインと合わせると、ワインがぐぐっと旨味とコクを増してとても良く合っていました。
鶏串をわさびを添えて合わせるとぐっと旨味を増し、卵とは甘みが合うようで、とても良く合っていました。
秋刀魚、真鯛、サーモン、イカ、貝はまあまあ合っていて、甘海老とは全く合っていませんでした。
グリューナ・フェルトリーナって美味しいですね~。これはまた、いろんな造り手のものをぜひ試してみたいです。(*^▽^*)
今飲んだら、ブラウフレンキッシュも美味しいと思うのかな。一度試してみたいですね。
それと、土曜日に開けた山梨の北麓を飲んだのですが、相変わらず味は落ちていなく、お寿司ととても良く合っていました。
いつもは「煮穴子はビールだね。」と言う主人が、驚いたことに「煮穴子には日本酒だね。」と積極的に日本酒に手を伸ばしていました。
相変わらず「とりあえずビール」は欠かせないようですが、主人も本当に日本酒好きになったようです。(o^-^o)