美と健康のブログ

ピラティス氏は1926年に42歳でニューヨークに
ボクシングをするという縁でヨーロッパより渡っています。

そこでボクシングジムを開きますが、ニューヨークのそのあたりは
多くのダンススタジオやリハーサルスタジオのある場所。
”コントロロジー”はたちまちダンサーのリハビリやトレーニングとなっていきます。

ダンサーたちの間ではケガをするとピラティス氏のもとを訪れ
治してもらうのが普通になっていきました。

ピラティスの自伝によると、1926年～1966年は黄金期とされています。
この時期、長年のパートナークララさんとともに
有名なダンサーやコリオグラファーたちの師となり認知されます。

ピラティス氏は健康のグルとされています。
が、一方、葉巻やお酒、パーティー、女性との交際を好み
人生を楽しんでいたようでもあります。
ピラティス氏が健康のみに凝り固まっていないという面を知り、
近しく感じるのは私だけでしょうか。

しかし、長年の喫煙も災いし、ピラティス氏は1967年に83歳で亡くなります。

その後はビバリーヒルズのRon Fletcher`s Studioより
ハリウッドのセレブたちにピラティスが紹介され
メデイアにのることで1980年代の後半からブームを向かえます。

日本でもその流れをくんでいるのは承知のとおりです。

ピラティス氏はコントロロジーのメソッドは50年先を行っている
と言っていたそうです。

確かにフィットネスがサイエンスとして確立した現在においても
ピラティスのメソッドは論理的でなおかつ
科学だけでは説明できない不可解な私たちの体と向き合う方法を示してくれます。

洋の東と西のエクササイズを元にしたピラティス
50年以上の時をわたり、今受け入れられ発展しているのは
「50年先を行っている」とピラティス氏が発言している通りですね。