【技術士二次試験(生物工学-生物機能工学)】アウトプットを目的とした資料収集術
受験中に感じたことの一つに、色々知識はあるけれど、体系的な理解や、知識の関連付けが弱いことを痛感しました。 原因としては、専門書を漠然と読む、過去問ベースで模範解答を覚えるという、詰込みタイプの勉強方法が要因だったのではと考えております。 そこで、まずは読書方法を変えていこうと考え、参考にしたのが、「「最後まで読まなくていい」「難しいのは著者のせい」「アウトプットを優先し不要な本は読まない」など、読書が苦手な人でも仕事や勉強を効率よく進めるためのヒントが満載。理科系の合理的な読書術を伝授する」といううたい文句の、『理科系の読書術』鎌田浩毅著です。 多くの内容は、すでに知っていた内容でしたが、私にとって目新しかった、『思考の整理術』外山滋比古著での情報整理術である読書カードの進化形を知ることができました。 『思考の整理術』で紹介されている情報整理の方法は、カードにメモをとり、ケースに分類し、定期的に見直すといったものです。 この方法を実践しようと試みたこともありますが、カードに書くのが手間で、すぐに挫折しました。 その初期段階の作業において、カードではなくクリアホルダーを用いるのが、鎌田先生式です。 具体的には、1つの資料を1つのクリアホルダーに入れ、分類毎の入れ物に投げ入れるというものです。 これだと、新聞の切り抜きでも、読書メモでも、過去問でも、大きさをそろえる必要もなくどんどん整理できます。 私は、ホルダーの分類用にはファイルボックスを使用することで、投げ入れやすく、手に取りやすいといった操作性の向上を図りました。上記リンク先のダイソーファイルボックスは、幅が狭いのでクリアホルダーが少なくてもぐにゃっと曲がりません。また、溜められる量が少なくなるため、強制的に定期的な見直しを行うことになるのも利点です。 ファイルボックスの分類は、過去問を参照に、「免疫」「微生物」「AI,自動化」「核酸医薬」「オミクス」「創薬」にしていますが、資料が集まり定期的に見直しながら、柔軟に変更していこうかと考えています。 ファイルボックスには、テーマに即した過去問も入れ、常に目的意識を持った情報収集という姿勢を忘れないようにしていきます。