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わたしは価値を創る

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October 29, 2008
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■本日は、ランチェスター戦略勉強会でした。

今回は、通常と違って、あらかじめテーマを決めていました。

「障害者福祉とビジネスのマッチング」がそのテーマです。

ですから今回集まった方は、このテーマに興味のある方ばかりです。

もちろん福祉関連の方も多く来ていただきました。

■私の拙い経験ですが、福祉分野の方とビジネスの話をしようとすると、あからさまに拒否感を示されることがあります。

まるで「儲けることは悪だ」と言っているかのようでした。

私と同じようにビジネスの常識を持っている人間からすれば、そうした感覚がまず障害となります。

福祉側の方からすれば、ハンディを持ったまま市場競争に晒されるのは酷ですから、ビジネス側の論理には与しないという意識が強いのかも知れません。

■ただし「小さな政府」の流れで、福祉側も市場に参加することが必然となりつつあります。

ですから、多くの福祉関係者は、ビジネスの世界に向き合おうとされています。

今回参加された方は、むろん、ビジネスに参加しなければならないという問題意識を持っておられます。

そういう状況の確認から始まりました。

■ではどのようにすれば福祉とビジネスがマッチングできるのか。

多くの意見では、今の状況でいきなりマッチングすることは難しいので、お互いの世界の翻訳をする「コーディネーター」の存在が不可欠であるということでした。

当たり前のことながら、障害者福祉といっても状況は多様です。軽い障害の方も重い障害の方もおられます。

そんな方々を一様に捉えることはできません。

また福祉独特の慣習や法制度があります。障害者だけではなく、施設の側の論理やそこで働く方々の問題、親御さんの意向もあります。

単に「こういうものを作れば売れるから、作ってください」だけでは動けない事情があるのです。

だから、福祉関係者の機微や法制度に精通した人がまず必要になります。

■同時に、市場参加するのだから、ビジネスを成立させるためのコーディネーターが必要です。

こちらは福祉側の事情を理解して、企業などに対して、調整(交渉)をする役割です。

完全に市場競争に参加することは今のところ困難です。残念ながら。

「障害者福祉に貢献する」ということそのものを付加価値とせざるを得ません。

当然、企業側は「中国に頼むよりも安くしろ」「納期、品質は通常通り守れ」と迫ってくるでしょうから、どこまで保証できるかを交渉しなければなりません。

■つまり、福祉側とビジネス側に2名のコーディネーターが必要になります。

しかし、今のところ、これらのコーディネーターが機能しているという事例は少ないようです。

ビジネスのマージンからコーディネーターのコストを負担することが難しく、善意に頼らざるを得ないという話を聞きます。

ということは、ビジネス側のコーディネーターの不在が深刻だということですね。

■ただ、皆さんの意見では、この分野にはビジネスチャンスがあると感じておられました。

私もそう思います。

本気で取り組む人がまだ少ないだけでしょう。

今回の勉強会に参加された方のネットワークで、広がっていけばいいんですがねー

■あとは、参加者が現在取り組んでいるビジネスについての相談会でした。

答えが出る前に終わりましたが、私としては、いい勉強会だったと思っています。

いかがでしょうかね。

■懇親会は話題のサイゼリアで。

9時過ぎから飲み会なので、終電近くになりました^^;

でも盛り上がりましたねーー





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Last updated  October 30, 2008 11:52:51 PM
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