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わたしは価値を創る

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May 2, 2011
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■本日は、戦略勉強会でした。

テーマは「電子書籍時代に書店はどうすれば生き残っていけるのか」

重いテーマです。

■ダイヤモンドオンラインに、アメリカの事例が載っています。

こちらは、新刊本にこだわらず、古本も電子書籍もいっしょにして販売しようとしています。

確かに、ユーザー目線に立っています。これなら、ジュンク堂とブックオフをはしごする必要がありません。

■いずれ紙の書籍は減って電子書籍に置き換わると私は考えます。が、しばらくは過渡期ですから共存していくはずです。

私のように紙にしないと頭に入らないという人もいるはず。これは単に慣れや習慣の問題なんですけどね。

それに電子書籍は便利だけども、中身の確認が面倒だという問題もあります。本屋にいって中身を確認して、その上で購入することができれば便利です。

その場合、紙の書籍は商品サンプルの扱いです。

■そもそも本というのは紙を販売しているのではなく、コンテンツを販売しているはず。

だったら、電子書籍でも、PDFでもいいわけです。

ユーザー目線に立った時、本屋が、あくまで紙の本を売ろうなどと考えていたら、需要を見失います。

まずはユーザーの便益に寄り添う。これが基本です。

■ランチェスター戦略でも、一番最初にやらなければならないのは、市場を決めること。

1.現在、本を利用している顧客をすべて顧客と見なす。

2.細かく、地域、年齢、職業、ライフスタイルなどでセグメント分けしてニッチ需要を捉える。

という二つの路線から考えます。

■まず1。

これからの本屋の王道は、電子書籍の販売ステーションになる。

webでは出来ない中身確認を徹底して訴求し、利便性を追求する。

これでいかがでしょう。

その上で、ジュンク堂など大きな本屋は、電子書籍にできない本のコーナーも充実させればいいわけです。

サイン本とか。飛び出す絵本とか。おまけつきの本とか。

■次に2.

町の小さな書店は、立地のいい場合は、通勤客のための電車内で読む人のための電子書籍ステーションになる。貸本でもいいですね。TUTAYAがやれば、映像コンテンツも同時にレンタルできるので意味ありますね。

立地が悪い場合は、地域に合わせて品ぞろえを特殊化して、園芸本だとか、医学書だとか、外国語だとか、のニッチな本屋になる。

重要なことは、必要なコンテンツは、データであれ、紙であれ、映像であれ、なんでも揃えることです。

それがユーザーのためです。

■さらにニッチ需要も考えられます。

例えば、高齢者など紙にしか馴染まないという人のための本屋。

逆に、幼児など電子書籍機を扱えない年齢のための本屋。

紙でしかありえない装丁本ばかりを集めた本屋。

希少価値のある古本ばかりを集めた本屋。

ただし、これらは、ある程度の集客が見込める商圏の周辺でないと厳しくなりそうです。

■いずれにしろ、業界の構造が変わる時は、ユーザー目線に立つことが第一にしなければならないことですね。

もちろん書店だけではなく、出版社や作家の在り方も変わります。

勉強会ではそのあたりのことにも話が及んだのですが省略します。

■勉強会後は、いつものイタリアンで懇親会でした。

また楽しく飲みましょうね^^





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Last updated  May 3, 2011 10:33:31 AM
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