レポートNO.289「他社製品をけなすメーカー派遣店員」
11月16日の日曜日のことでした。自宅のFAXの調子が良くないので買い替えすることで秋葉原のヨドバシカメラへ出かけました。お店はお客さんも多いけど、店員の数のほうが多いのではないかという状況でした。たくさんのメーカーから応援が来ているのですね。目的のFAX売り場へ直行し、P社製のFAXをいろいろ見ていました。我が家は永くP社製のFAXを使い続けています。(ちなみにP社関係者ではありません)そこへ店員が寄ってきたのです。「FAXをお探しですか」・・・「そうですが」「P社さんのFAXは良くありませんよ!」・・・「え!?、そうなの」「子機の性能は悪いし、インク代も高いし、」・・・「そう?」「買うなら売れているB社さんのFAXがお奨めですよ!」・・・「・・・・」お客が何を求めているか、どう考えているかはお構いなしの一方的な売り込みです。強引にB社のFAXコーナーへ2人(夫婦で行きました)を連れて行って、売り込みますが、特にどこがよいのか明確でもありません。ちらりと胸の名札を見たら、メーカーから来ている社員です。S社製も、N社製も、この店員に掛かるとだめ商品です。夫婦とも、だんだんと不愉快になってきます。この人はセールスがわかっているのかな。顧客の気持ちなど全く関心なしです。さらにいろいろB社製品を売り込んでいるときに家内が叫びました。「この商品はだめよ!!、カバーがぎざぎざだからごみが入るし、掃除しても中々取れないし。」瞬間、この店員さんの顔が露骨にプーと膨らみました。他社製品の悪口は得意げにしゃべっていても、自社の商品の欠点をお客から指摘されると腹が立つらしい。結局、我が家はこれまで愛用してきたP社のFAXを買いましたがね。金融危機で、業績を悪化させているどの電機メーカーも社員を送り込んで、売上確保に躍起です。しかし、この企業のように、セールスのごくごく、初歩的な常識も知らない社員を店頭に送り込んでいる会社の姿勢も疑いたくなりますね。結果的には、自社製品が売れないというだけではなく、会社の信用も失っているのですから。2008年11月19日(水)今日の一言「お客様の声を真摯に受け止めることがお客様のニーズを明確に把握する確かな方法です。」ランキングに参加しています。どうぞよろしく