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テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:洋画(さ行)
『寂しい時は抱きしめて』 (2005) / カナダ (R-18) 原題 : Lie With Me 監督・脚本 : クレメント・ヴァーゴ 原作・脚本 : タマラ・フェイス・バーガー 出演 : ローレン・リー・スミス 、 エリック・バルフォー 、 ドン・フランクス 、 ポリー・シャノン 、 クリスティン・レーマン 鑑賞劇場 : シアターN渋谷 公式サイトはこちら。 <Story> ライラ(ローレン・リー・スミス)は、セクシーな服装でクラブに出掛けては、 見知らぬ男とその場限りのセックスを楽しんでいた。 そんなある日、ライラはクラブでデビッド(エリック・バルフォー)と出会う。 二人は一目で惹かれあうが、ライラは違う男と体を重ねる。 車の中で女とイチャついているデビットが、自分を盗み見ている事を知りながら…。 翌日、二人は偶然街で再会する。 ライラはデビッドを誘うが、彼は立ち去ってしまう。 今までの手に乗ってこない彼に、ライラは戸惑い…。 寂しい時は抱きしめて - goo 映画 <感想> これは、ただのくっついて別れて・・・という映画ではありません。 確かに登場するのは現代の若者であり、 刹那的な関係なども多く登場する。 しかし、「セックスはしても、愛し方がわからない」という人が多い今、 この映画が投げかけているものは大きい。
どうやって人を愛していいかわからない、 そんなライラが本当に求めていたものは、愛だった。 互いの中に愛を見出したとき、2人の想いは変わらないものになる。
結局、今を生きる人は、 「人を愛すること」に自信がないのかな。 それは老いも若きも同じでしょう。 出会い系サイト、援助交際、 性がどんどんとインスタント化する時代に、 この映画が「渋谷」で上映される意義も大きいんじゃないでしょうか。 自分が親から愛されていないと思って育つ子どもは、 成長してからも人を愛せなくなるような気がします。 そんな、縦の結びつきもこの映画は見せてくれました。
この映画の主演2人の体当たりの演技はすごかった。 ライラ役の、ローレン・リー・スミスがとにかく美しいんです。 彼女の演技、愛する人との時間を過ごすところは、もうそのまま引き込まれてしまいます。 ライラの、心にトラウマを抱えていて空虚な境遇や、 決して平坦ではない、愛の成就への道のりを よく演じていたと思いました。
今日の評価:★★★☆ (興味本位ではない体当たりの演技は、観る人に何かを残します。 ただし、あくまでもR18指定ですので、 そこのところは踏まえたうえで。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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