テーマ:乳ガ~~ン(1222)
カテゴリ:乳がんのこと
PCに向かいながら窓の外の雪世界を眺めていたら、10年前の今頃のことを思い出しました。あの年の冬も何十年ぶりかの大雪に見舞われ、とても寒かったのです。
雪を見つめながら、「きっとガンだ…死ぬかもしれない」と悪いことばかり考えていました。明後日で満10年を迎えられるなんて、その時は予想もしませんでした。 ひょっとしたら今も日本のどこかで、寒い中、厳しい現実に心も身体も凍り付いた人がいるかも…と想像すると胸が痛みます。でも、希望を捨てないで。 10年前の私もこんなでした。当時の日記を紹介します。 1月20日(火) しこり摘出。即、組織診をしたところ、結果はクロ。ガンでした。昨日の段階で”五分五分”だと思い、最悪の場合の覚悟もしていたので、告知も落ち着いて聞けた。…というより実感がないというのが本当のところ。考える事が多くてイラつくところに、娘ちゃんのわがままが追い打ちをかける。お願いだからママを困らせないで。幸い、最近は優しいパパが大好きで、今夜はパパと一緒に寝たぐらいなので助かるけどね。実家と義父母宅にTEL。 1月21日(水) 3日連続で旦那が仕事を休んでくれて、とても助かった。結果は残念だけど、なったものは仕方がない!前向きに考えることにしよう。ガーゼ交換のためにセンターへ行った帰り、駅ビルでパジャマとルームジャケットを買う。入院中、娘ちゃんのことで一番お世話になりそうなYさん(ママ友)に、包み隠さず全て話す。大病を経験した人なので、こちらも話やすいし信頼できる。 1月23日(金) 幼稚園の○先生のお母様が昨夜亡くなった。△組の有志で告別式に参列することになり、役員と私、他数名で手分けして電話連絡。日中気ぜわしく、気分が紛れたせいなのか、気分は割と安定していた。忙しい方がガンのことを忘れている。早朝(夜中?)3時半ころ目をさまし「パジャマに着替えたい」だの「パパの部屋へふとんを持ってきて!」だの、ワガママで始まった1日の締めくくりは、やはりワガママ。眠気も加わり、娘ちゃん大爆発。 1月26日(月) ○先生のお母様の告別式に参列。肺癌だったそう…。式の最中「嫌なこと」(主に自分の死)を想像しないよう、気持ちを集中していた。無事に見送り、食事をして帰宅。家では相変わらず。「本読もうか」と誘っても「マックさん(パソコンのこと)する!」、入浴後の世話も「パパにやってもらう!」…。精神的に切羽詰まっているせいか、先週から娘ちゃんに厳しく接しすぎ(入院中にダレないように)、嫌われたようで悲しい。「パパはやさしいから好き。ママは嫌い」と言われ、ショック。娘ちゃんを叩いて、自分も泣いてしまった。 1月29日(木) F病院へ。初めてM.Drと面談。ぶっきらぼうだが、仕事はちゃんとやりそうなタイプに見えた。「お願い!助けて!」と祈る気持ちが高まる。 1月30日(金) Nさん宅で昼食をいただきながら、入院中他の相談。Nさん、Kさん、Mさんに火~木曜日の夕食の総菜を差し入れてもらう予定。降園後娘ちゃんは、Mさん宅で遊ばせてもらった。持つべきものは友。ありがたい。 ※2月の日記はいずれまた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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