古いNECWindows7からWindows10へ無償アップグレード
Windows7のサポートが1月14日で終了しました。Microsoftのサポートがなくなるとウイルス防御ができなくなります。今後、ネットにつないだWIN7パソコンは特にウイルスの一番の標的となるでしょう。すでに、1つパソコンを組んでメインPCとしてWindows10を使っています。RAYZEN5の新コンピューター安定して使ってます→2020/1/8ブログ前のNECmateはSSD500Gbyteは取り外し、新しいPCにデータ用として換装し、余ったハードディスクを一応載せてあります。NECmateはCPUに初代i5 650(3.2GHz)が載っています。2010年発表のCPUです。新しいPC(CPU:RYZEN5 3600)に比べて1/5の速さですが、OFFICE程度の作業ならサクサクこなしてくれます。新しいPCの半分くらいの容積でかわいいし、長いこと作業してくれた思い入れもあります。このまま部品取りに回してはもったいないので、再度WIN10にアップグレードしました。余っている250GBのハードデイスクをつけなおしました。【無償アップグレード準備編】次のものが必要です。①Windows7のプロダクトキー 市販のコンピューターにはプロダクトキーのシールが貼ってあります。上の写真では左奥の四角いシールです。アルファベットと数字25文字です。②Windows10をダウンロードしたUSBかDVD Windows7から直接アップグレードができなくなっているので、Windows10をダウンロードしたUSBかDVDを用意します。ダウンロード先や作り方はMicrosoftのサイトにアクセスしてください。ブラウザで「Windows10のダウンロード」と検索すれば見つけることができます。ダウンロードをクリックするとしばらくして、ダウンロードが終わり、「実行」するか「保存」するか聞いてくるのでWindows7が動いていれば「実行」 画面に従っていけばいいのですがアップグレード完了するまで、かなり時間がかかります。私のように、HDDにない状態なら「保存」を選びます。 8Gbyte以上のUSBメモリか書き込み可能なDVDディスクを用意しておきます。ダウンロードフォルダの中に今ダウンロードしたWindows10のセットアップソフト「Mediacryator****」が入っています。USBメモリをPCにさして、このソフトをダブルクリックします。使用許諾などの後、「別のPCのインストールメディアを作成する」を選んで●USBフラッシュドライブを選びます。 「次へ」でダウンロード、USB書き込みが始まり、インストールの準備終了です。●DVDに書くときにはISOファイルにチェックを入れます。 ISOファイルはPCの適当な場所(例えばデスクトップ)を指定してそこにダウンロードします。ダウンロードが終わると、このisoファイルをDVDに書き込むようボタンが表示されます。新しいDVDメディアをいれてボタンを押すと書き込みが始まり、インストールの準備完了です。【無償アップグレード、インストール編】①BIOS立ち上げ NECmateの電源を入れたら"F2"キーを連打します。(PCによりキーが違います。"F2"、"Del"や”F11"などがあります。)BIOS画面が出てきます。NECmateのBIOSではありませんが、こんな感じの粗末な画面です。"右矢印キー"でboot menu(起動)にして、”↑、↓”キーと”+、ー”キーで起動順位1:にUSB Memory, 2:にHDDを選びます。私のNECmateではUSB Memoryからは起動できなかったので起動順位1:に(Windows10を入れておいた)DVDをえらびました。「設定を保存して終了」を選びます。PCは再起動します。②USBやDVDをいれて再起動 するとWindows10のインストールが始まります。画面の指示に従って進めれば、特に問題なくアップグレードが終わります。Windows10は標準ドライバが充実しているので、しっかりNECmateのデバイスにあててくれました。以上で終わりなのですが、私の場合トラブルがあり、スムースにアップグレード作業が進みませんでした。【NECmateのトラブル1】BIOS立ち上げまでは順調でした。BIOSで見るとハーディスク、DVD、メモリーもすべて表示され認識されていました。USBメモリでインストールしようとしても、DVDでインストールしようとしてもインストールできない。真っ黒な画面にはどちらの場合も”_”が点滅しているだけです。どのキーを押しても、ピッと音が出るだけでそこから進みません。BIOSをリセットしたり、NECのサイトを覗いたり、メモリーを抜き差しして接点を掃除したり、SATAのコネクターを変えてみたりしましたが、症状にまったく変化がありません。ほとほと困りました。実はこのトラブルで1か月くらい放置していました。【対処1】ふと、気が付いて他のPCにつないでNECmateのHDDを調べてみました。FAT32でフォーマットされていました。以前に、汎用ドライブとしてFAT32でフォーマットしていたのです。もしかしたらと思い、ダメもとでNTFSでフォーマットしなおし、NECmateにつないだところ、症状が出なくなりました。【NECmateのトラブル2】Windows10のUSBメモリをさして、スイッチオン!まったくUSBからインストールされません。USBのランプは最初に光るだけです。(Windows10のインストール後はちゃんとアップグレードは動くのでドライバーが入っていないのでしょう)この症状はPCによります。RYZEN5の新しいPCはこのUSBでインストールできました。これは、ダメです。【対処2】仕方ないのでDVDからインストールすることにしました。【NECmateのトラブル3】BIOSで起動順位をDVD、次いでHDDにします。DVDを入れて、スイッチオン!「DVDを入れてキーボードの何かキーを押して」と表示された後、すぐにHDDがアクセスされて、「システムファイル(windowsのこと)がない」と表示されて止まります。この後は、何をしてもダメ。再起動を何度か試した後、しょうがないので、【対処3】再起動したらすぐに、”SPACE"キーを連打しました。HDDにアクセスする前に、「キーを押して」状態にしようというわけです。ついに、Windows10のインストール画面になりました。この後は、指示に従ってインストールが進み、最新のアップデートをして終了、完成です。メーカーパソコンをいじるのは難しいです。こんなトラブル続きで何度NECmateを部品取りにしようと思ったかしれません。インストールさえできれば、現役で使えるので、休みになると気を取り直して取り組んできました。まあ、オモチャとして楽しませてもらいました。Windows10のインストールでトラブっている方の参考になればいいと思います