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段丈太郎の「ジョーダンだろう!」

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2010年03月07日
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カテゴリ:思うこと

言い訳:続きを書くのをすっかり忘れてました。いえ、心の片隅にはいつもシコリのように残ってはいるんですが、コメントとか全然付かないから、モチベーションが上がらないのよね^^;

(続き)

「我は如何にして菜食主義に至ったか」悲哀編

 あっ、そうか、と私はT本のある事情に突然思い当たった。彼は偏食人間なのだ。弁当に嫌いなおかずが入っているのであろう。

「駄目なおかずか?」と私はあえて訊ねた。

「うん、絶対だめだー。サバ・・・」

「あれ? おまえ魚は大丈夫だったのでは?」

「うん。サバ以外は食べられるんだけどな。一度、あたったことがあってさ、それ以来食えねぇ」

「う~ん・・・確かにそれはこの状況では絶望的だなぁ」

 このバイトは肉体労働である。エネルギーを絶たれることは殺人的にやばい。

 T本が偏食になった理由というのも、また悲しい話なのである。

 肉類は絶対に食えないというのが彼の体質である。家が貧しかったので、子供の頃から肉を食べたことがなかった。その後遺症だという(涙)。

 餃子も肉が入っているのは駄目である。ある日、中華を一緒に食べているとき、彼は餃子を途中ではき出したことがある。少しでも肉が入っていると、感づくのである。生意気なやつめ。

「じゃあ、おまえ何を食ってるんだよ!?」

 そのことを知らされると、誰もが異口同音に質問する。詰問に近い人もいた。

「おれの貴重なタンパク源は魚、卵、それだけ」

「卵はいいのか?」

「うん」

「お前な~、卵は鶏から出るんだぞ。わけわからね~な」

 どうやらT本家では卵だけは食っていたらしい。しかし、この肉欲の塊のような男が菜食主義とは、世の中ほんとに笑える。

 そしてその日、新たな項目が追加された。T本氏の飲食可能食品:魚類・・・サバを除く(笑)。


「それじゃ、俺の卵焼きをあげよう」

「おお、ありがとう。じゃ、サバはそっちに」

 我々のおかず交換は速やかに挙行されたが、小さな卵焼きと大きなサバとでは、事情を知らない人が見ると不公平感がある。しかし、T本は大喜びである。

「そうだ、K山の卵も貰えばいい・・・」と私はK山の弁当を見た。彼は苦笑いしている。見ると、すでにほぼ完食に近い状態であった。う~む、快食快便主義か、お主、なかなかできるな。

「明日からな」とK山は申し訳なさそうにつぶやいた。

 T本から頂戴したサバはとても食いきれないので、「これ、お前が食え」と私はK山の弁当箱に突っ込んだ。

 こうして麗しき友情と資源の有効活用によって問題は解決し、平和な午後の憩いのひとときが過ぎていったのである。空気の良い場所で啜るお茶はほんとに美味い。

 楽しい時間はあっと言う間に終わる。(くどいようだが)人生とはそういうものである。午後1時、我々は重い腰を上げ作業に戻った。

 バッシュッ!の快感、ずるずる引きずり、雲古・座薬が穴からお目見え作業は、永遠に続くかと思った。

 ゆっくりではあるが、時間は確実に経過するものである。

 止まない雨はない。

 夜明けのない夜はない。

 陽はまたのぼる。

 ある日、王子様が・・・(これはちょっと違うな)。


 我々は全員が泥だらけになって、その日の作業は終わった。10日間、毎日がこれの繰り返しなのだ。

 確かに、3日間はそうだった。だがその後、我々の飯場生活は日常を逸脱し、急展開を迎えるのである。

(まだ続くわよw)

・・・そうか、短く細切れで書けば気楽に書けるのね^ ^

 






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最終更新日  2010年03月08日 00時50分42秒
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