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とある夫婦の釣れづれ日記

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2018.10.23
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カテゴリ:釣り


みなさんおはようございました。






今回は前々から「一度体験したいな」と嫁と話し合っていた渡船屋さんを利用してきました。


9月からのハイシーズンはエギンガーやらファミリーやらで堤防が賑わい、内気で周囲を気遣ってしまう我が家は釣りそのものが楽しめない展開が過去に多くありました。


筏なら周囲に気遣いすることなくのんびり竿を出せるし、アジも自由に泳がせられるんじゃないか。ということで、舞鶴や福井の筏渡船店のホームページをいろいろと物色。


アオリやヤエンの釣果を小まめに更新されているたなか渡船さん(HP)に予約を入れてついに筏初体験に漕ぎ着けました。


では、その一部始終をいつもの調子で垂れ流します。







珍しく道中の時間配分などを計算し、起床したのはAM2時。


初めての場所なので何がおこるかわからんし、約束厳守な夫婦はかなり余裕を持っての出発。もちろん荷物は前日に入念なチェックの後車載済み。


途中、人間の餌と、人間の餌より高い魚の餌を仕入れ、ストリートビューで道順を覚えていた嫁の記憶により、AM5時くらいに到着。既に駐車場には6~7台の車が待ち構えています。


渡船のお客と思われるみなさんが荷物を持ち出して、岸壁に整列しはじめたので、それに倣い最後尾に荷物を置きます。「どんなとこかわからんし、2番船でもいいよね」との判断。


他人様の道具立てとか海の様子などを見ながら時間を潰していると、ダミ声の船長が登場。駐車禁止の箇所の車を移動させ、どこに行くのか聞いて回っている。


うちらは、「筏でヤエン」と言うと、「筏は釣れるしちょっと待っといて」と一文字堤や磯場に渡す客を先に輸送する模様。


渡し組と思われる10名くらいを船に満載し、ダミ声で注意を促しながら出船。


人見知りなうちらは、もう一組の筏に乗ると思われる夫婦に勇気を振り絞って声を掛けてみた。


どうもうちらと同じようにいろんな釣りができるように道具を揃えてきているようだ。そして、「あまりいろんな釣りをしていると船長に怒られる」という重要な情報も手に入れた。


また、もう一人の常連ぽい好青年と話しかけると、「文句を言いながらも場所替えに応じてくれるから、ここはいい渡船だよ」という情報も手に入れた。


そっか、じゃあ、船長に見つからないようにいろんな釣りを試みて、釣れなかったら勇気を振り絞って筏変わりをお願いしてみようと、小心者の夫婦は思った。


見送りに来ているおかみさんもいい人で、色々と話しかけ気を使ってくれる。






そんなヒューマンドラマを繰り広げていると、船が戻ってきていよいよ乗船。酔い止めは到着と同時に飲んだのでばっちりだ。


客5名を乗せて2番船出発。嫁は海の近さにびびっていたが、時折かかる波しぶきが気持ち良い。


遠くまで行くのかと思ったら、漁港前と呼ばれた一文字のちょっと先の島に寄り添うように筏が多数並べてあり、一番一文字に近い側に船が着けられた。ここで、先ほどの夫婦が下りる。


どうせならその夫婦としゃべりながら釣れる隣がいいな、と嫁と話していたら、一個飛ばした筏に着船。どうも船長は屋根の無い間の筏を飛ばして、屋根のある筏を選んでくれた模様。


船長は、「風の逆に向かってエギ投げるんやで」と言って、荷物の上げ下ろしを手伝ってくれたもう一人の親切な好青年を連れて去って行った。






ここまででAM6時半は過ぎていたかな。十分明るいので荷物を整理してまず筏の調査。


これからたなか渡船の筏を利用しようと考えている人のために少し詳しく書いておく。


スペースは全体で10畳ほど。屋根とそれを支えるロープがあるので、竿を振り回したり自由に活動できるスペースは半分ほどか。


船長の行っていた風下(島側)に墨跡が多数。逆に反対側の海側にはほとんど見られない。あと、海側には板の一部に穴が開いており、落ちそうで怖い。多分、ここから水を汲んだりするのだろう。


トイレは立った人の目線の位置くらいまで四方を戸板で囲われており、女性でも恥ずかしくなく用が足せる。ただ、友人とかだと気まずいと思われる。あくまでも家族で来るなら大丈夫かな。


座れる木のベンチがあり、簡易な屋根も付いている。座りながら竿を出すのはちょっと難しいが、夏場の避暑地や昼寝の場所としては十分だろう。


あと、ブイが目印になっているので目視で解るが、4隅の水中に筏を固定するロープが張られており、これに仕掛けを掛けないように注意されたい。


気になるのは揺れ。最初は「酔い止め飲んでおいて良かったね」と言い合うくらい、揺れを感じた。内海で波は小さく、風も弱いのにうねりによる揺れを感じる。乗り物に弱い人は酔い止めの服用をお勧めしておく。うちら夫婦は最初こそ揺れに戸惑って、座って作業をしていたがそのうち慣れてきた。


ちなみに「たなか渡船」の筏は3基のようで、うちの隣の筏はイモト渡船のお客さんがチヌ釣りをしていた。船長に聞いたわけでは無いので、他にあるのかもしれない。


先に夫婦が下りた筏は一文字の目の前で、これで2K円差?というくらいの距離しか離れていないのだが、やはり、個人スペースが確保できる筏と一文字では値段の差はしょうがないよねという結論に至った。筏4K/人、一文字渡し2K/人。


イモト渡船の筏側を写したワンショット。









筏の椅子を写したワンショット。長い脚は嫁。













そんなこんなで、やっと釣り開始。


まずは、アジを確保して泳がせたい!ということで、アミエビカゴでのサビキ仕掛けと、船釣り用のオキアミカゴの刺し餌仕掛けを投入。


最初に投入した嫁に当たりがあったが、サビキの針が2本飛ばされている。どうもフグ系の性質の悪いヤツがいるようだ。


旦那の竿にも金属的な当たりがあり、掛け合わせると、乗った!この船用のオキアミ仕掛けに食いついてくるようなヤツは・・・鯛かアジか・・・ワクワクしながら巻き上げると・・・。SSFG。シロサバフグ。かなり性質の悪いヤツだった。


こいつが居て満足にアジやアオリが釣れた経験が無い。


ぐぬぬ。金を払ってもこれか・・・と心が折れかけたが、自然が相手なので仕方がない。晴天の下、海に浮かびながら、嫁と二人でのんびり竿を出せるだけで十分じゃないか。と気持ちを切り替え、二人で「プライスレス」を合言葉に釣りを続けた。


嫁はアジを諦め、イシゴカイのちょい投げを始め、旦那はエギとサビキを半々に攻めてみる。






四方に投げちらかした感じでだいたいの地形が掴めてきた。


海側はおそらく砂地。嫁がキスを2匹上げたので間違いないだろう。ただし、ストラクチャーは少なく、魚は多く無さそう。後に嫁のキスを口掛けし、マゴ・ヒラを狙ってみたが、SSFGに解体された。


島側は多少のしもりがあり、ホンダワラが所々に密生している様子。こちらのほうが魚のストックは豊富で、カワハギ・ベラ・イカ等が居る。墨跡もこちら側が圧倒的多数。


足元はおそらく砂地と磯の変わり目なのだろう。根掛かりは無いが、重りの沈み具合が一定では無く、カワハギ・ベラ等も釣れる。足元の水深は10~11m。カウンタ付きのリールで計測したので間違いない。船長も10mと言っていた。


狙う魚によって向きを変えれば良いなかなかやりやすい釣り場のようだ。






そんなこんなで底探りに飽きた嫁が、サビキを再開すると突っ込むような暴力的な当たり。これは!上がってきたのはやっぱりアジ。しかも20cm近い立派な中アジ。


口切れが怖かったので、旦那がタモで掬おうとすると暴れてサヨウナラ。ぐぬぬ。


群れているだろうから、サビキさえ落とせば釣れると思っていたら甘かった。その後、時間が空いて1匹、また1匹。しかも、両方上げるのに手こずり弱ってしまい、しかもサイズが大きかったので、泳がせるのには向かないかと持ち帰りを優先し血抜き。


後で思えば、先々週の釣りで400g相当のアオリを上げてるんだから、このアジで十分だった。しかも、死にアジでも釣れるのに。判断を誤った。


ちょうどアジを釣った時に船長が現れ、「どないや~」と言うので、気弱な夫婦は「SSBFGばっかりやんか!」という言葉を飲み込み、「今アジが釣れ始めました」と愛想笑いを浮かべるのだった。


その後、一生懸命アミエビを撒くが、アジは釣れず、ヤエン竿は取り出されることも無いまま正午の満潮を迎えた。


やばい、このまま何も獲物がないのはやばい。船長に怒られる。と人の好い夫婦は船のエンジン音が近づくたびに縮み上がった。でも、隣の夫婦も頑張って色々やってるみたいだけど、釣れてない様子だから一安心。と周囲と同調し気を配ることを忘れてはいない。


一度だけ旦那が持っていたサビキ竿を暴力的にひったくっていった魚が居た。犯人はツバスで嫁のタモ入れにて御用。単発だったが、なかなか波止の足元サビキではお目に掛かれないので、筏に乗っていることが実感できた一匹に夫婦のプライスレス感は増していくのだった。















長くなりそうなので、続きは次回に。






めでたしめでたし。









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Last updated  2018.10.23 18:52:22
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aki@ Re:2023-9-18の船釣り(村古心共丸で惨敗)(10/28) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
たこ入道1986@ Re:2023-9-18の船釣り(村古心共丸で惨敗)(10/28) あらあら なんとも難しい日だったんですね…
でこ旦那@ Re[3]:最近のごはん(07/17) ☆はやとぅ☆さんへ 読みました。 へ~~~…
☆はやとぅ☆@ Re[2]:最近のごはん(07/17) でこ旦那さんへ 日本海側と太平洋側でア…
でこ旦那@ Re[1]:最近のごはん(07/17) ☆はやとぅ☆さんへ 生サバはアニサキスが…

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