テーマ:香水(918)
カテゴリ:<香水>
【コンセプト】 Inspired by Aman jena, Morocco (アマンジェナ、モロッコ) モロッコの伝統芸術のモザイク『Zouaq』、 バラ色の砂岩の建物の町マラケシュ『レッドシティ』、 食品に香辛料、衣類、金細工と魅惑な迷宮都市『メディナ』ダンジョン からインスパイアされた香水『ZUAC』。 【調香師】 Jacques Chabert/ジャック シャベール アマン全7作品担当。 【香調】 トップ:ピンクペッパー、ベルガモット、タンジェリン ■感想:私の好み度<80> スモーキーでスパイシーなヒノキとレザー。 トップはピンクペッパーらしい華やかなスパイシーさ、 ベルガモットとタンジェリンのシトラスの果汁を思わせる酸味は 花火のようにパッと煌めく程度のエッセンス、 その後につづくのは果皮の苦味でドライフルーツ・スパイスのような香り方。 そして何より感じるのはシャープでクリアなヒノキ。 檜風呂を思わせる水っぽさも。辛口ジンジャーエールのようにも。 ミドルあたりにレザーが加わると真新しい透明感のある革製品の匂い。 ここで体温の上昇があると獣の野生感が足され、 (獣臭いわけではなく整え美化された感じ) 革が強い/メインの作品が苦手な私は少し険しい顔つきになり数分待ちそこを抜けると ベチバー、パチョリのスモーキーで力強い大地を想像させる香りへ。 燻製をするときのチップの燻された香り。 息苦しい煙たさでなく、いい薫りだぁ…といったスモーキーさ。 そこにクローブとベイセントトーマス(ピメンタ)の温かいスパイスのブレンドが重なることで 煙・燻しの匂いから『香水』らしさへと導いています。 そんなスモーキーは徐々にフランキンセンスの甘さが増すことで 4:6くらいの割合で仕上がります。 モロッコを旅したことはなく、 サハラ砂漠、マラケシュ、タジン鍋、ハリラ、アルガンオイル、バブーシュ、SATCのロケ地… といった私のベタな連想でも「たしかにモロッコっぽい」と納得してしまうストーリー。 つけはじめはリラックス感と同時にリフレッシュ感もありますが、 15-30分経ちリラックス度がグンと高くなったタイミングを見計らい入眠すれば 深く沈むように眠れていた気がします。寝香水にもおすすめ。 <家人の反応と評価> 私がさまざまな香水を楽しむことを知る夫。 『ザァック』の時はいつもと違うとすぐに反応したのをきっかけに感想を求めると ・(デパートの化粧品フロアのような)化粧品臭い匂いではないのがいい。 ・高級感があるいい香り。 ・(私がたまにつける似合っていない)花の匂いは加齢臭と相性が悪いが、これは加齢臭と合う。 とモヤモヤグサグサときましたが高評価。 一般的なフローラル要素は低くレザーが強い作品と説明すると 「なるほど、面白い、いいんじゃない」と。 ■拡散性・持続性 拡散性はやや強め。持続性は長め。 ■液の色・ボトル 明るいイエロー。 細長い円柱形。クリアガラスにゴールドでロゴ&品名。 キャップとスプレー部分もゴールド。 サイズ:約φ14×h104mm[7.5ml] イギリス製 ■包装 詳細はこちらで。 ■季節 通年。 『ザァック』はレザーを感じるものの全体的にヒノキも存在する森林系で ■年齢 ユニセックス。やや男性向き。 男性の場合、なじむのは30代半ばから。 女性なら香水を得意とし、それを認識&許容されているのであれば20代からでも、 キリッとしたカッコよさを持ちたい方に。 ■コムデギャルソンの『ベチバー・パチョリ』を思わせる? 『インセンス 京都(2002)』『ザァック』よりやや明るめのヒノキ。 『2マン(2004)』スパイシーさ、ベチバー、サフラン、レザーっぽさ。 『フロリエンタル(2015)』のピンクペッパー、ラブダナム、ベチバーの感じは近いかも? 『ルージュ(2020)』全体的に違うけどピンクペッパー、ラブダナム、パチョリの使い方。 ■リピート 7.5mlで十分楽しめリピートはなし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.03.29 15:30:02
コメント(0) | コメントを書く
[<香水>] カテゴリの最新記事
|
|