まあ、メジャーな国はいいとしよう。
ルーマニア人
ローマ人という意味のこの国、ラテン系で明るく解放的、ではあるが、ながらくの共産圏、チャウシェスクの影響が傷を引いているのか、何となく暗い感じもした。もしかして、ローマ人末裔といいながら東方正教のせいか?
ところで、ルーマニアといえばドラキュラだが、たいがい、またかよ、って困惑するのではないか。我々も、オーゲイシャハラキリサムライ、といわれると、はあ、となるのと似た感覚かもしれない。元となったプラドは串刺し公といわれたが、オスマントルコから攻めてきた兵士をそうやってみせものにして、あの地方にいる奴は変態だとオスマントルコをびびかせ、撤退させたルーマニアの英雄だ。
ブルガリア人
ヨーグルト、我々ならそう思うものだが、まあ、あそこはデザートやおかしではなく、スープや上からかけて食べるものである。前にも書いたがブルガリアってのは旧東欧では親ソだった。案外ソレは地理的なもので、ソ連を一番きらったのは、東ドイツで、離れるほど干渉が減って親ソ的になっていくものなのかもしれない。性格もあるのか、世界の火薬庫バルカン半島で珍しく他民族との争いが少ないのは、なんだろうか。89年、東欧が五月雨式に政権の迂回した時も、じゃあ、うちも社会主義やめます、とあっさり政権を放棄、流血沙汰はなかった。それで政権をとったのが第二次世界大戦後退位した元国王が首相、なんと4,50年ぶりじゃん、気長だ。
リトアニア人
なんていうか、バルト三国でワンセットにされるが、私も中途半端にラトビアだけ行ってないのだが、まあそれはいいとして、リトアニアは3国でも昔独立してたし人口も多いので、何となく兄貴分風である。3国では一番ロシアへの反発が強く、アメリカナイズされている。ちなみに、私の勝手なロシア像は、
パルナスモスクワの味で、あの曲に近いと感じるほど、ロシアっぽい感じでエストニアはそう思った。子供心に朝から暗い気分にさせてくれる
パルナスモスクワの味最高級のCMだ。
ポルとガル人
スペインと違って背が高いよねえ、というのが第一印象だったがハゲも多く、世界でハゲが多いのは、チェコ人かポルトガル人だ、まあ、それはいいんだけど、なんとなく過去の帝国からみたらしょぼい国になって、
それが、サウダーデという言葉を生み出しているのかもしれない、なんとなくその国の言葉で、どうも説明しにくい、説明したらマニアックになって本が1冊できてほんま、そうなんかいな、という感じ、日本語で言えば、わびさび、みたいな感じ、の分かるようで分からないような。スペインは派手な衣装のフラメンコで合いの手も入るが、ファドは、まあ、服装も黒っぽくて地味だ。しんみり、サウダーデ気分で静かに聴く。まあ、この国の栄光は大地震で終わった原因もあるので、日本も参考になるんだろうなあ。
アルバニア人
アルバニアって、ソ連にそっぽ向き、中国と仲たがいして、ソ連崩壊までヨーロッパの北朝鮮状態で鎖国していた国で、その分、国が開いたら、速攻でねずみ講で国家が破産するという世間知らず感を表した正直な人々だった。今はどうか知らないけど、まあ、行ってみれば、一角は明るく飲んでいるエリアがあり、価格安いし、他国からのんべいで占領されている。ちなみにアルバニアを訪れる日本人は年間1000人。