カテゴリ:ビジネス>創業・起業
洋菓子の「不二家」がたいへんです。 ニュースでは、 「期限切れ牛乳でシュークリーム」を製造したケースがほかに7件、 「期限切れのリンゴ加工品を使ったアップルパイ」の製造が4件判明したほか、 プリンの消費期限を1日長く表示したり、 「細菌検査の基準に満たない洋菓子を出荷」したケースが各1件あった。 そうです。 その上に、 「細菌検査で出荷基準値の10倍の細菌が付着した冷凍シューロール」も出荷されていた。 問題の続発した埼玉工場では、 04年に「1カ月でネズミ50匹」が捕獲されるなど、 ずさんな衛生状態も報告されたという。 このニュースから想像できる社内の様子は相当に、 風通しが悪そうです。 売れ行きが悪い。在庫が多い。原材料費が多くなる。コストが増える。 「良いものづくり」派よりも「計数管理」派が幅を利かせます。 売上が悪い時は、コスト削減が必須です。 ちょっと古い材料でも、製品に使っちゃえば、コストは減ります。 原価管理の数字も改善され、責任者は褒められます。 「新鮮でおいしいお菓子作り」が目的なら、こんな事には、ならないはずです。 結局、社長の心から、 「食べた人が心から喜べる、おいしいお菓子作り」という情熱が、 消えているんでしょうね。 会社の歴史が古くなると、創業時の理念や情熱がおろそかになりがちです。 その理念や情熱を守れるのは、ほんとは、社長だけなんですけどね。 ペコちゃんも泣いてますよね。 自分の子供や孫たちに、期限切れ材料で作ったお菓子や、 細菌うようよのお菓子を食べさせる人がいるでしょうか? どんなに大きな会社になっても、原点は、忘れて欲しくないですね。 今年も始まったばかりのこの時期。 創業、起業、独立時の情熱や思いを思い出して見るのもいいかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.01.12 13:25:19
コメント(0) | コメントを書く |
|