生命保険のアリコジャパン(東京)が医療保険の広告で、がんの一種「上皮内新生物」と診断されれば一時金を支払うかのように表示しながら、入院した場合にしか払わない規定だったのは、景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、公正取引委員会は19日、同社に排除命令を出した。
公取委によると、同社は昨年12月から今年1月にかけ、「元気によくばり保険」の新聞広告とパンフレットで、がんと診断されれば高額の一時金を支払うとした上で、「悪性新生物 一括300万円」「ガン診断一時金250万円+生活習慣病一時金50万円(上皮内新生物の場合は一括60万円)」などと記載。上皮内新生物と診断されれば、60万円が支払われるような表示をした。
しかし実際には、悪性新生物の場合は診断のみで300万円が支払われるものの、上皮内新生物では入院して手術した場合に限られていた。パンフレットには小さな字でただし書きがあったが、公取委は不十分と判断した。(参考=10月19日 時事通信)
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最終更新日
2007年10月20日 23時02分35秒
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