1月13日、
第32回いぶすき菜の花マラソンを走りました。
この数日間ずっと晴れてたのに、レース直前から雨模様。一応余裕もって行ったつもりだたんだけど、いつも体育館の中で着替え、荷物置き場にするのに、雨模様だからか早くもいっぱいになっていて、仕方なく屋根はあるけど建物の外側のところに荷物を置く。手がかじかんで、安全ピンでゼッケンをつけるのにうまくつけられなくて手間どった上、安全ピンひとつ紛失。大会本部に取りに行く。トイレも満員で、結局スタート地点に行くのが遅れて、目標タイム(3時間45分に設定)スタート地点よりもずいぶん後方からスタート。
ということで、なんてついていないんだろう、と思いながらスタートしました。スタート地点まで行くのに、2分15秒かかったけれど、満員電車のような大集団の中で思うようにスピードを上げられなかったのがむしろ功を奏したようです。今年はいつもに比べて、けがにも悩まされず、直前3ヶ月は週3~5日走れて例年になくトレーニングができたので、ここ数年4時間超えていたけれど、今年は久しぶりに3時間台が出るのではと少しは自信がありました。ただ、もっと自信のあった阿久根ボンタンロードレース(ハーフ)で1時間30分切るのを目標にして最悪1時間40分は切ろうと思っていたのに、最初飛ばしすぎてばててしまい、最後失速して結局1時間43分かかってしまいました。また、その後この菜の花マラソンまでの約1ヶ月の方が練習量も少なく、体調も万全ではありませんでした。最初ついつい飛ばしすぎて後半歩くパターンばかりだったし、練習で、同じスピードでもストライド伸ばすよりピッチ走法の方が後半疲れないことがわかったので、とにかく余裕があっても歩幅はあまり伸ばさないでピッチを上げるということを言い聞かせながら、前半走りました。
10kmで53分、20kmで1時間43分と、スタートの2分ちょっとの遅れを考慮すると、1km5分のペースを正確に刻んでいて(実際にはかなりの上り下りがあるので、スピードも変化しているのだけれど)、しかも息苦しくない。22.5km地点から約5km続く長い上り坂、フラワーパークの先の坂のピークのところで限界に近づいたが、とにかくしのぎきって30kmで2時間37分。上り坂では歩くようなスピードに落ちたが、それでも自分の意識としては走れているし、下り坂から平坦なところではスピードをあげられているので、これは行けるかなとの感触。山川港からの最後の長い上り坂、いつも山川駅の前から歩いてしまうのだが、ここもエイドステーションで立ち止まるだけで、なんとか乗り切りました。指宿市街地に入って最後の約5km、呼吸は苦しくないのでもっとスピードを出したかったけれど、さすがに足の方が限界でスピード上げられず、女性ランナーも含め、ゴール直前でまとめて抜かれたけれど、3時間48分55秒でゴール。いぶすき菜の花マラソンでの自己最高記録でした(遠い昔、30歳代の頃、3時間30分台で走ったことがありますが)。30km以降は1km約6分にペースは落ちたけど、歩かなかったのははじめて。悪天候で途中雨や風が強くなったりしたときもあったけど、適度な湿り気で最後まで息苦しくならなかったし、いつもはパンパンになる足の筋肉も雨で冷やされてなんとか持ったのかもしれません。とはいえ、やはりいつもより準備ができて、気持ちを前向きにして走れたのが「災い転じて福となす」となった原因でしょう。
レース中、調子良く走れているときにエイドステーションでとったのは、ほとんどスポーツドリンクとバナナだけ。いつもレース後半で歩いたりしてるところで味わうぜんざいや甘酒、かつおの腹皮も、今回は元気に走れていたのでいただきませんでした。ただ、上り坂でばてていたとき、えんどう豆のスープ、それから飴をいただき、なぜか急に元気が出て無事回復、助かりました。レース後も雨が降り続き、靴下を脱ぐのも履くのも手間取ったり、雨でそばやぜんざいをゆっくり味わって食べたりできず、また温泉にも入る気になれず、そこはちょっとつらかったけど、それでも気分よく帰ることができました。