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テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:映画
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■ジャンル:社会派/サスペンス ■製作年:2006年 ■製作国:アメリカ ■配給:ザナドゥー ■監督・脚本:グレゴリー・ナヴァ ■出演:ジェニファー・ロペス/アントニオ・バンデラス/マヤ・ザパタ/マーティン・シーン 観賞劇場:10/29(水)シャンテ・シネ ~あらすじ~ シカゴの新聞社で働く記者ローレンは上司から、アメリカ・メキシコ国境の町・フアレスで起きている連続女性殺害事件の取材を命じられる。当局の圧力から、なかなか真実を報道できない、新聞社エル・ソロ社の経営者であり元同僚ディアスの力をかり真相へ迫るローレン。一連の事件の被害者で奇跡的に生還したエバは「真実を報道してくれるのはエル・ソロ社しかない」と、助けを求めにディアスを訪ねてきたのだった。 *************************** 事実に構想を得て描かれた作品です。 アメリカ国境地帯は工場地帯で、その流れ作業の工場の主な働き手は若い女性。その若い女性を狙って連続殺人事件は起こります。1993年~2008年の15年間で約5,000人の命が奪われたというこの事件。。。5,000人ですよ 何故警察は動かないのか!? 何故経営者側は手を打たないのか!? それは、殺人犯に有権者がいるため。そして政府側が事件発覚後の貿易・経済面での大きなダメージより殺人事件を黙認してたようが安あがりというとんでもない理由から。(ひどい!でも、これが現実・・) だいたい工場のバスの運転手までが殺人犯になるのですから、本当誰を信じていいのか・・ 「可哀想」「ひどい」では終わらせていけないこの作品。忘れてならないのが、2人の強い女性。1人は、暴行をうけたにも関わらず地中から奇蹟の生還をした16歳のエバ。命の危険や恐怖を感じながらも、味方は記者のローレンのみで犯人を捜しだそうとする勇気。 そして、もう1人はもちろんローレン。最初は、海外特派員になれるという理由から渋々引き受けたこの仕事。だが、自分の生い立ちも重なり、「自分が殺されててもおかしくなかった」と海外特派員の未来の地位をも投げ捨ててエバの為、土地の女性のためにそれこそ命をかけ事件の真相にせまる。 強く、賢い女性。素晴らしい。 【俳優陣】 意志の強いローレンスにはジェニファー・ロペス。あと弾圧にあっても負けない新聞社の経営者にアントニオ・バンデラス。ローレンスの上司にはマーティン・シーンと豪華俳優陣。 J・ロペスは、契約書にすぐサインをし、プロデュースにも携わり、この事件を世間に広く知らせた功績を称えられ、2007年人権擁護団体アムネスティ・インターナショナルによって選ばれるアーティスト・フォー・アムネスティ・アワードを受賞したそうです。もう、見た目だけで勝負の彼女ではありません。モンスターやスタンドアップのシャーリーズ・セロンのようですね。 **************************** 〈総評〉★★★★★ 弱者が被害にあい、未然にも防げず、対策もなく。正義、報道、経済発展とはなにか考えさせられます。この事件は、今でも続いているようです。この映画がきっかけとなって、政府、企業、警察などが動いてくれるのを切願します。。。 しかし、マーティン・シーンはよく見るけど、チャーリー・シーンは本当どこへ行ったのでしょうね~。靴のCMで見たのが最後かしら。。。私 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
rose_chocolatさん、こんばんは。
これrose_chocolatさんに是非ご覧頂きたいです! きっと評価高いと思いますよ。 15年間で500件しかわかってない殺人事件は5,000件とも言われてるんですって! もう、ビックリですよね。ワンシーンで、遺体捨て場みたいなのが出てくるのですが ゴミのように捨ててます(怒 都内では、シャンテシネでしか上映してません。 この作品、告知があまりされてないようで動員も半分くらいでした。 レディースディで、しかも予告が5分始まってからチケット購入できましたよ^^ 感想楽しみにしてます~ (2008年10月31日 18時59分00秒)
5000人も殺されてるのに、警察が動かないなんて…。
ほんと誰を信じていいのか分からないですよね。 自分の身は自分で守るっていったって、それも限界があるし。。。 日本でもこんなこと起きてないことを祈ります。 チャーリー・シーン、そういえば見ませんね~。 ドラマの方で活躍してるとか…? (2008年11月02日 19時52分05秒)
5、5000人・・・??そんな大量殺人が??
どないなってんねん!! やはり、こういう警察や司法が動かない事件は、マスコミが暴いていかねば!! (2008年11月05日 09時49分56秒)
v_のん_vさん、こんばんは
>ほんと誰を信じていいのか分からないですよね。 ーーーーー ねえ~。。ほんと。 この時も最初、後ろから付いてきてる不振な男から逃れるため バスに逃げ込んだんです。そうしたら運転手が人気のない所へ止めて暴行。 それから逃げて違う人に助けを求めたら、その男も仲間で一緒に暴行。。。 もう!最悪最低です!信じられるのは自分のみという悲しい世の中になりつつあります。 >自分の身は自分で守るっていったって、それも限界があるし。。。 ーーーーーー うんうん。限界がありますよねえ。 車運転しててどんなに気をつけても、中央線超えて 正面にぶつかってこられると、もうOUTですしね・ >日本でもこんなこと起きてないことを祈ります。 ーーーーー 事件が明るみにでないだけで、いろいろ暗闇はありそうですよね。 軟禁や監禁事件にも驚かされます。 >チャーリー・シーン、そういえば見ませんね~。 >ドラマの方で活躍してるとか…? ----- ねえ。観ませんねえ。 とっちゃんは、最近よ~くみかけますが。。。? のんさん、返信遅れてごめんなさいね~~ コメントありがとうございました☆ (2008年11月10日 19時50分27秒)
流れ星キラーさん、こんばんは
>5、5000人・・・??そんな大量殺人が?? ーーーーーーー なんだか、そんな人数の若き女性がいるっていうのも凄いですよね。 それだけその工場が大きい、そして工場地帯なんですね 使い捨てのように、暴行して殺して穴に埋めるって作業でした。 もう、おまえら地獄に堕ちろ!!って感じですよ(失礼 >やはり、こういう警察や司法が動かない事件は、マスコミが暴いていかねば!! ----- マスコミには圧力がかかって、新聞社なんか 銃の穴だらけ。。。しかも、殺されちゃいました。 この女性記者は、シカゴから移り殺された元同僚の後をつぎましたが いつ殺されてもおかしくない状態です。 正義は勝つなんて言葉がむなしく思われます。 多勢に無勢、長いものには巻かれろ。そんな言葉が浮かびます。 「蠅の王」という本があるのですが (http://plaza.rakuten.co.jp/eiganosekai/diary/200602010000/) 若者達が無人島に漂流。権力を持ち力で収めようとする少年とみんなで協力して秩序を保とうとする少年。最初は後者の少年がリーダーなのですが、助けがなかなか来ないと思うとほとんど権力のある少年についてしまい、後者の少年は数少ない仲間も殺される始末。。。 ロビンソンクルーソーみたいな、無人島で冒険♪なんて生やさしい物語じゃない本があるんです。 こういう本を読むと、きれい事だけでは生きていけないな つくづく、正義とは権力とはなにか。生きていく上でどちらを優先にすれば 生きていけるのか。など考えてしまいます。 (「ミスト」も同じ感がありましたね) 流れ星キラーさん、返信おそくなってごめんなさい~ コメントありがとうございます☆ (2008年11月10日 20時10分26秒) |