カテゴリ:Live
特段ファンと言うこともないが、チケットが当たったので行かせていただいた。
ジュリーの新春コンサート。 冒頭、スモークの中から現れたバンドは4人。向かって左から、ギター(エレキとアコ持ち替え)、ドラムス、キーボード、Eギター。 ステージのセットは至ってシンプルだが、ライティングはおごっている。 サウンドはロック。それぞれの音を注意して聞けば聞こえるが、全体としてはリバーブがかった感じに仕上げてある。 そしてジュリー。 黒いマントやオレンジのデコラなコートといった、相変わらず王子様チックというか大げさに言えば宝塚的衣装。 それが似合っているのかいないのか、ごま塩頭にしわの寄った顔、わずかながら貫禄の出た腹と、歳は隠せない。 始終、既に軽やかとは言い切れないステップではあるが、ステージを端から端まで動き回り、MCもほとんどなく歌い続けるのはたいしたパワー。 声の艶はほぼ以前のままのセクシーさ。少し音程が甘いところがあるが、そこは上記のリバーブサウンドでカバーされている。 MCによれば、彼も後3年で還暦。 TOKIOが32歳の時だそうで、今は私自身それを遙かに超えてしまっているのだから、時のたったことを実感する。 そして曲は一曲を除き私には初めての曲ばかり。 今もコンスタントに新作を発表し続けている現在進行形のアーティストとして、未だ過去を振り返る時ではなく、過去の栄光で儲けるようなマネはしたくないのだと。それがよいのかどうかはわからないが、潔い、とは感じる。 さて、ほとんどは40~50代と思しき女性客、2曲目からいきなり総立ちで、素晴らしい熱気だ。雀百まで。 音楽的には特に私の興味ではなかったが、一人のアーティストの生き方、そしてそれにつきあうファンのあり方が印象深い夜だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 16, 2006 12:10:52 AM
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