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カテゴリ:不動産屋に勤める妻の一言
「あんこ」
売主側の業者と買主側の業者の間に、もう1社以上の業者がからんでいると、この業者を「あんこ」と呼びます。 特にオープンじゃなくて物元がわからない場合、物元のA社からB社へ、B社からC社へ、C社が買主を見つけたなんてことで、B社が「あんこ」になります。 売主と買主が合意しても、まれに「あんこ」のB社がごねる場合があります。3社あると手数料は、代金の6%+12万円を1/3づつ分けることになります。でも、これじゃおいしくないので、「あんこ」のB社が「うちで買主探すから、今の取引はなかったことにしろや!」となります。 詳しい経緯はわかりませんが、C社に情報を流したB社にも問題がありますし、B社が客付けできなかったのも問題です。 顧客の為を思えば、素直に下がるのが道理ですが、がめつい業者はそんなこと考えていません。売り上げが第一です。 「コレクトコール」 がめつい業者にさえ見放される大家。 この大家はうるさいです。しかも、どけち。以前もちょっと書いたかもしれませんが、店に電話を掛けてきて、「うちに電話するよう○○さんに伝えて!」と電話を切ろうとします。 「○○さんならいますので、電話を代わりますよ」というと、「いや、そっちから掛け直して!」 そう、この大家は以前「コレクトコール」で掛けてきた大家です。どんな業界でもそうですが、「どけち」は嫌われます。 この「どけち」のせいで、アパートは全部空室。無人です。入居者は逃げ出しましたし、どの業者も客付けの依頼を断ります。他社で来ても、この大家のアパートは絶対紹介しません。 大家業は、地元に根ざした商売ですから、下手な事して地元の業者に見放されたら最後です。よその土地の業者に管理を任せても、鍵は現地の業者に預けることになります。その際に、「うるさい大家のアパート」ってのはばれますから、やっぱりそっぽ向かれます。かわいそうなのは、よその管理会社。ご愁傷様です。 どんな事でもそうですが、人を怒らせて得することはありません。気をつけてください。 ちなみに、業者の場合「人の噂も2週間」です。些細なトラブルなら2週間で忘れますのでご心配なく。 (7月31日から8月2日まで出張のため更新できません。ごめんなさい。) ← いかがでしたか?よかったら「ポチッ」とお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.07.30 17:08:10
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