サイドウェイ
ブリジットジョーンズの2を目当てに街へ出たのですが、予定を変更して「サイドウェイ」を買ってきました。アカデミー賞にいくつかノミネートされていたのは知っていましたが、ストーリーを読んでもそれほど惹かれていなかったので、あまり期待はしないで見ました。小説家を目指す冴えない中学校の英語教師マイルスは、結婚目前の親友ジャックと一緒に一週間の旅行に出かけます。二年前に離婚し、いつまでも落ち混み続けるマイルスに対し、結婚前でもお構いなしにプレイボーイのジャック。好対照な二人が、旅先で二人の女性と知り合います。ワイン通のマイルスは、同じくワイン通のマヤに惹かれていきますが、上手くアプローチができません。一方、結婚を黙ってステファニーといい仲になってしまったジャックは、結婚自体を延期しようかと考え始めます。大人のラブストーリーと言う感じでしょうか。決してハラハラドキドキな映画ではありませんが、所々にユーモアが効いていて飽きさせません。マイルスの恋愛も気になりますが、ジャックとステファニーの仲も最後まで気になります。えるざは女なので、男同士で一週間の旅行っていかがなものか?と思ってましたが、その辺も新鮮で面白かったです。とにかくこの映画を見るとワインが飲みたくなります。ちょっとしたワインのテイスティング講座的な役割も果たしてくれます。「酒と泪と男と女」のカリフォルニアバージョン?本家の歌ほどのジメジメした感じはもちろんありません。オシャレで、クスッと笑える、大人の映画です。期待していなかったのですが、夏にお勧めの映画です。