世界の中心で、愛をさけぶ
この映画、名前は知っていたのですが、本を読んだことも映画を見たこともありませんでした。テレビでやっていたのでついつい見てしまいました。結婚を控えた朔太郎。ある日、姿を消した婚約者を追って、故郷の四国へ行った朔太郎は、過去の思い出を追体験していきます。高校生だった朔太郎は、同じクラスのマドンナ亜紀にバイク通学を見つかったことから仲良く話をするようになります。二人はラジオ番組の景品を競い合い、次第に付き合うようになります。そして二人で過ごした無人島での夏休み。帰る間際に倒れたことから、朔太郎は亜紀が白血病であると分かります。この映画が流行った理由が良く分かりました。渡辺美里や佐野元春の懐かしい曲がかかったり、年代が近い人にはそれだけで胸がきゅーんっとなるかも。そして極めつけ、平井堅の「瞳をとじて」は反則技です。ストーリーはいわゆる純愛物。高校生の純なラブストーリーが切ないです。そして四国という舞台がまた憎い。多分、四国に住んでいない人にとって四国とは、永遠に二十四の瞳みたいな世界かもしれません。それにしても大沢たかお君って年取りませんねぇ。ノリピーと星の金貨やっている頃と、全然顔が変わっていないのはどういうわけ??そして高校生の朔太郎を演じた森山君。本当に大沢君に似ていますね。素晴らしい人選だわ。とりあえず爽やかに泣ける映画です。って今頃気が付く方が遅いかも。思わず原作が読みたくなりました。