先日の日記で、後藤裕文さんに私が「紹介の方法が悪い」と
怒られて、大変勉強になった事件？について書きました。

その件について、サインしながら、その一部始終を見ていた？
橘川幸夫さんが、さらに「その心」について教えてくださいました。

そのネットワーカー精神を、深く心に刻みながら、
それ以来、縁者のお名前を書いてから、肩書き...いや、
縁者と私との関係や、尊敬するお仕事そのものについて書くように
心がけているのですが、果たして守れているでしょうか？

先日の恥ずかしい日記が参考になったと思ってくださった方も
会長2001さんのようにいらっしゃったようです。

ついつい名刺社会に毒されている人は
私だけではなかったのかもしれません。

そんな同志のために橘川さんからＯＫをいただいたので、
いただいたメールをご紹介します。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━　橘川さんのメール

久米くん

橘川です

春の宴、楽しかったですね。
久しぶりにパワフルな時と場を感じました。
桜神宮という場所の力もあったのだと思います（笑）

ということで、なぜか、みんなエキサイティングで、
久米くんもいきなり後藤くんに叱られて、お疲れさん（笑）

補足しましょう。

かつてインターネットの前になりますが、アメリカのＢＢＳに
すがやみつるさんがアクセスして、自己紹介する時に、
「日本のマンガ家です」とやったら、クレームが来て、
「ここでは、あなたが何者かという権威はいらないので、
　書き込みだけで表現すべきだ」
というようなことを言われた、ということです。

ネットワークの空間は、現実のしがらみや権威から
ワープしたところに存在するものですから、
現実の世界での実績というのを、名前以上の権威にしてはいけない。

私のパーティは、
そこいらにある業界親睦会や異業種交流会ではなく（笑）
ネットワーク空間の顕在化ということです。

ですから、通常の肩書きは不要です。

これはネットワークにかかわる者の基本だと思うのですが、
僕はこう考えます。現実（旧現実）があって、
そこでのコミュニケーションの限界を感じたものが、
超現実としてのネットワーク空間を作り、
そして更に、ネットワークでの関係を持って、現実を変えていく、と。

すなわち新しい現実を作りだす。こういう運動体なんだと思います。

ネットワーク上に、旧現実の権威をそのまま持ち込むことは、
運動体の後退になります。

大昔、僕がロッキングオンをやっていた時に、
僕らの仲間の岩谷宏のところに朝日新聞の記者が取材にきました。

「朝日新聞の○×です」と言ったわけだが、

岩谷さんは、

「そうではないだろう、○×です。朝日新聞に勤めています、
　というのが正しい自己紹介だろう」と言ってました。

後藤くんと同じだ（笑）

久米くんは、否定のベクトルが薄いのか隠しているのか（笑）
表に出さないところがあるので

（でも、結構メルマガ読んでるとチラホラと
　ストレスがたまってそうだが）

八方美人的なところがあるから、そこいらへんが後藤くんの
ストレスとしてたまっていたのでしょう。

僕も気をつけなければいけないが、
後藤くんを天才呼ばわりしない方が良いかも。

何が凄いのか、技術知らずの
僕らにはよく分からないし（笑）

ということで、久米くんも早く小説を書こう！


▼シラバカ派　準備中
http://www.demeken.net/shirabaka/

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▼橘川幸夫さんの出版パーティで、後藤裕文さんに親身に怒っていただいた話
http://plaza.rakuten.co.jp/enginekimyo/diary/#2004-04-02


久米 信行＠縁尋奇妙
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