花屋な日々

落ち着いたかな。お彼岸。


今日は早々帰る予定が　実はまだほんの少しお花があるから帰れない件。


昨日は羽村店から「じゃんじゃん花持ってこーい」コールが再三あって、
夜遅くに
「明日の分で」ってドカンと大量置いてきたら

今日になって「あんまり減ってません」って弱気な電話が。

か・・返してもらおうか？
こっちで売ったほうがよくねっすか？
とは言い出せず。




しかしながら今年はどこも菊不足らしく。
スーパーのセルフのお花屋さんも、欠品が相次いだらしく、
うちにまで他店の分まで要請がきた。。。

ちょびっとだけ協力して、
そしたら私と犬猿の仲のあの店長、ちょっと嬉しかったのか
いつもの横柄な態度はどこへやら
かなり下手にでてきて。

「よそには無くてもうちには花がある。はっはっはー」みたいな。

笑ってないでさっさと売ってくれよ。とは言わなかったけど。





今しがた来たお客さん、
「明日何時から？１０時？絶対１０時？」

「うんそうですよ、１０時ね」

「もう少し早く来る？」

「来ないです、１０時」

「明日菊を買いに来るから１０時にくれば一番ノリよね？」

「多分ねー」

「じゃああるわよね？大丈夫よね？」

「ねぇでもさ、見て、菊あとこれしかないの。だから必用なら今買ってかない？そんなに言われて私も不安じゃん？」

「いやよ、明日必用なんだもの、明日来るわよ。あら、でもホントだそれしかないのね」

「わかった、じゃあ取っておこう。明日は入荷ないんだし。何本？」

「白と黄色を８本ずつ。でも今は持って行かないわよ」

「うん、一応取りおきしとかないとさー、なくなったら困るでしょ？８本ずつね、あらやだ。ほら見てー、黄色は９本しかないもん、取っといてよかったねー」

「あ、１本余るの？じゃあそれも全部もらうわ」

「じゃあ黄色が９本に白が８本ね」

「あぁよかった声かけて。明日の朝じゃなかったかもね」

「なかったね」

「あとは私、あら　このカーネーションもいいわね、あらそっちもいいわね、まぁいいわこれは明日で」

「とっとく？」

「ううん、いいの、明日で」

「ほんとぉ？知らないよー」

「いいからあなたもう店閉めて早く帰りなさいよ」

「え。なんで？」

「もういいわよ閉めて。これ以上売らないで」

「えー？？」

「あなたが今すぐ店閉めて帰れば、明日の朝私が一番に来れば、この花はあるわよね」

「なんて自分都合な・・」

「いいから早く帰りなさい！じゃ明日ね！」

「コラコラコラコラ・・・じゃあお言葉に甘えてもう帰ろうかなー」

「そうして！じゃあねー！」
って、おばさんは自転車にまたがって帰って行ったけど。




よし、じゃあ帰ろう。

ってちょうど閉店時間だ。



今日もお疲れ様でしたー。