花屋な日々

たまには花の写真。

花屋なんですし。

私の好きな「オルラヤ」が出てきました。

なんかわかんないけどすごい好きなの、このお花。

カーネーションもステキ。どうしよう、ってくらい、ステキ。

ブプレウルムちゃん、好きなんだけど売れないのはなぜ。

好きなんだけど。売り方に問題が？。。課題だわ。

単品じゃ難しいし、合わせるとステキなんだけど。

赤いスイートピー。

ピンクのスイートピー。

春の陽気の週末は　暖かで。

こういう陽気だと　そして週末だと特に

なんでか　花バージンがたくさんやってくる。

それはそれでとてもいいことなんだけど、とてつもなく驚く質問がよくあって。

さっきも　梅の枝の切り花を、「毎年咲きますか？」って。

「は？」

「これを飾っておけば毎年咲くんですよね？」

「え？」

・・・・・

「咲いたら終わりですか？」

「・・・え、えぇ、根っこがついてるわけじゃないですから、普通の切り花ですから・・」

「水に挿しておけば毎年咲くのかと思った。ワンシーズンで終わりなんだ・・・」

え。。いやワンシーズンていうか、そんな数ヶ月も咲いてるとは思えないけど。

「じゃあいいです」って帰って行ったのだけど、水に挿しておけば毎年咲く切り花なんてないじょ。

たまに「水に入れておかなきゃいけないの？」ってお客さんもいたり。

そういう類の質問はたまにあるんだけど、今までで一番ビックリしたのはやっぱり

スイートピーを買おうとして「土に挿せばずっと咲いてるんですよね？」と言ったお客さんかな。

質問の意味が呑みこめず　沈黙があったな。

「え？土じゃなくてお水に挿してください？」

「お水じゃすぐ枯れちゃうから、土のがいいでしょ？」

「え・・・？」

土に挿せば根っこが出てきて、ずーっと咲いてるんだと思ってたらしい。

多分、花壇の花なんかは、切り花を土に挿して飾ってるんだと思ってたみたい。

あれは衝撃だった。

この国の情操教育に不安を覚えたもの。

って視点で考えると、

初めてペットというものを「買った」人は、

「え？エサなんてあげなくちゃいけないの？」

「やだこの子、う○ちやおしっこなんてするの？」

というところなんじゃないだろうか、って思っちゃうのね。

自分と同じ「生き物」であるという想像力が働かない、みたいな。

あぁ恐ろしい。

だからやっぱり販売する側には「説明責任」というものがあるんだろうと思う。

でも「花は水に挿す」とか　「ペットは生き物から食事も排泄も必要である」とか、

そういう部分は知ってて当たり前かと思うのだけど

きっと、そうじゃないんだ、最近は。

何もかも説明が必要。

大変な世の中だ。

さてうちのちびっ子たちも、こんなかわいい顔して大食らいだし

臭い立派なう○ちもいっぱいするじぇ。

おすまし月子さん。

あ、あくび出ちゃった。

あくびもするし　眠るし　食べるし　遊ぶし　甘えるし　怒るし　わがまま言うじぇ。

植物は何も言わないね。

何も言わないからわからないけど、

精一杯生きるし、咲くし、子孫を残すし、

彼らなりの戦術で生き抜いてる。

世界は、ニンゲンなんかが想像するより　ずっとたくましく、素晴らしい命たちが輝いてる。

　んだと思う。

さて　気を取り直して　仕事しよっと。