花屋な日々

子猫の名前は麦ちゃん、800グラムの男の子でした。

とにかくガリガリで、今日病院に連れて行ったのだけど

痩せすぎてて骨だけで  首根っこがつかめない！って先生が言ってました。 

本当に首が細くて、力加減を間違えたらポキッと折れてしまいそうなほど。

病院では麦ちゃん、緊張してパニクって、足裏に汗びっしょりかいて（ネコは足裏に汗をかくのです）

ぎゃおぎゃお大騒ぎして大変…

暴れるネコに慣れてる先生もこりゃ困ったね、ってくらいの騒ぎよう。

私としては、麦ちゃんがノラさんの子であったなら、きっとノミだらけでしょうって思っていたのだけど、

ノミもおらず、便もきれいで、やっぱりもしかして捨てられてしまったのかなと思いましたよ。

何日もさまよって、こんなにガリガリになってしまったのかなと。。

帰宅したら安心したのか、麦ちゃん、うとうとし初めて。

頭を撫でたら気持ち良さそうにした。

あんなに威嚇して怒って、当分触れないかもと思っていたのに、余程病院が怖かったのか、私に身を預けるように撫でられて、ついに抱っこもできました。

突然別ネコのように、顔つきもやさしく変わって、威嚇もなくなりました。 

あんなに怒って叩いていたおもちゃも、さっき少し遊んだりして。

いきなりかわいこちゃんに変身。

ここが、安全な場所で、この人（私）が怖い人じゃない、って

やっと理解してくれたよう。

まずは麦ちゃん、もう少し太らなくてはね。

貧相なほどに痩せてしまっているからね。

食べたいだけ食べなさーい。

とはいえそんなに大食らいでもなさそう。

ちまちまと少しずつ食べては残しを繰り返してる。

やはり飼い猫の子供なのか…

だとしたらホント、許せんね。

こんな小さな生まれて間もない子供を雨の外にほっぽりだすなんて。

何日飢えて  寂しくて  不安で泣いていたか考えただけで胸が苦しくなる。

もう寒くないよ、雨も降らないよ、怖くないよ、ご飯もあるよ、と

ずっと麦ちゃんに話しかける。

トイレも初日からちゃんとできるおりこうさんです。

麦ちゃん、かわいいのぉ。

麦ちゃんの里親募集の条件はただひとつ、

私より  麦ちゃんを幸せにしてくれる方。

条件はそれだけです。

よろしくお願いします。