花屋な日々

ひー 足がつりそうだー

明日は母の日、花屋さんたちの忙しさピークですな。
って私も花屋だった。

今年は力を入れていないだけあって、予約も発送もかなり少なめ。
店頭売りはぼちぼち。

もう繁忙期はね、そろそろ体力がついていかないので
縮小していこうと思うのでありますよ。

ホントに体力がおちていくのだ毎年。


鉢物の仕入れも今回はぐっと減らした。
鉢物がたくさんあると、この陽気で毎日水やりなどの管理がとても大変で。



そして、無駄な残業をしないように、
時間ばかりかかって作業がはかどらない、きれいに仕上がらない、を避けるために
今回作るのは全部自分。

本気でやると相当仕事早いな自分、と思うのだけど
もちろん限界もあるので、数に限りのある仕事でいい、と今回は割りきってる。

だらだらとエンドレスに花が売れるお彼岸やお盆と違って、母の日は１日限りだもの、そして贈り物だもの、
作業効率ときれいに仕上げることに重点を置いたら
自分でやるのがいちばん早い。


最近、ちょっと、初心に戻ろうと思っているのだ。
作るのは全部自分。
それ以外の作業や接客係はスタッフ。
それがいちばん効率的じゃないかなって。

まー大変だけれども、
そんな感じでいいんじゃないのかなって。

体力の衰えに伴い 仕事もできる範囲に縮小、それが自然。

来年の母の日は、完全予約制。
予約がなければ休みだひゃっほーい。


同じようなアレンジや花束を、たくさんつくって並べて
あくせくあくせく働いて疲弊するよりも、
予約してくれた方の花をきちんと丁寧にひとつひとつオリジナルを作る、そのほうがいいよね、って思うのだ。
数は激減しても、
売上が恐ろしく下がっても、
大量生産することの虚しさに目覚めてしまった最近。



とはいえ来年になったら、やっぱりやらざるをえなくて
あくせくあくせくやってるかもしれないけど。

いや、でも、そこじゃない。

それはやりたいことではない。

ちょっと真剣に考えなければ。


母の日は、普段花を買ったこともない人たちが花屋に押し寄せる。
なにがアレかって、花束と、アレンジと、鉢物の違いもわからない人たちに花を売るのだ。
切り花は水に浸けなければダメだということから説明が必要なのだ。
鉢物とアレンジの違いがまったく理解できない人も多数いる。
アレンジを鉢だと思ったら根っこがなかった、という人までいる。そこから説明しなければならない。

本当に 悪いけど疲れる。

最初はびっくりしけど最近はもう慣れた。
それでもその割合は減らなくて
この国は大丈夫なのか？と不安になる。

だから母の日はアレなのよ。。。


明日もそんな戦いが待っている。
今夜は早く寝ます。
んでは。