花屋な日々

やばいよやばいよー

暇過ぎるじゃないか

どーなってんだこの町は

今日も早々にお店閉めて帰ろうか悩み中



色々やってたけど
暇過ぎてドン詰まる

やろうと思えば色々あるが

気力なくしてドン詰まる



そんな中
このブログにも度々登場する暇人N氏が　脳梗塞で倒れて病院へ運ばれて　今手術中だそうだ。

ご近所のお客さんから連絡が入り、すでに3回電話をもらい状況を確認している。

私はN氏の親戚でもなんでもないが
開業当初からの古いつきあいだ。

あのオヤジは去年やはり脳梗塞により片目の視力を失った。

すこしは懲りてお酒を控えるかと思いきや
毎日毎日朝から晩まで酒かっくらってるか寝ているかのどちらかで

あんなにマメにやっていた庭の手入れもしなくなり　今では草ボーボー。

出歩かないから足腰も弱りヨタヨタとすり足で歩くようになり

会うたびに私は　お酒を控えろとか　運動しろとか　たまには以前のように手伝いに来いとか
色々言っていたらうっとおしかったのかそのうち来なくなった。

最近では月に一度来ればいいほうで、来たところで少し話してすぐ帰ってしまう。

とにかく生きる気力を失くした廃人のような生活を送っていた。


N氏が倒れて救急車で運ばれたと連絡を受け、すぐにN氏と仲の良いメッシュおばさんにも連絡を入れ
その後また近々の状況について連絡待ちをしている。
現在は手術の真っ最中らしい。

命に別状はなかったらしい。

後遺症が残らなければいいけれど。


でも実際　自業自得と言ってしまえばそれまでだが　本当にそうなのだ。

あれっだけ注意をして、あれっだけ酒は控えろと言い続け、医者にもおなじことを言われてきたのに
まったくもってお酒におぼれた生活を改善できなかったのだから。

何が彼をそうさせるのか　私にはわからない。

でもたとえば
医者から痩せるように言われても痩せられない人とか

痩せさえすれば体に抱えるすべての不調が改善されるとわかっていてもぶくぶく太ってしまいダイエットができない人も

タバコさえやめれば健康が取り戻せるとわかっているのにやめられないとか

似たようなことなのかもしれない　と思ったり。

ある意味「依存症」といわれる症状は
カタチは違えどきっとみんな同じなんだよね。。。



それにしても、N氏の場合、あの自堕落な生活はなんとかならないのだろうか。

これで懲りるだろうか。

それともさらに生きる気力を失くすのだろうか。



私は比較的心配性なので
自分のことは棚に上げて人の心配をしてしまうタチなので

あれこれ口を出したり手を出したりするけれど

でもね　最近　大人になって気づいたのだ。

人なんて助けられない、ってこと。

表面的な援助はできても　その人の心の奥に抱える闇なんて　到底無理。

いくら手を差し伸べても拒否する人も多い。

例えばさっきの　ぶくぶく太ってあちこち病気で　痩せさえすれば改善する体の不調を抱えた人。
言っても言っても　一緒にダイエットしようと誘っても　いくら心配しても
まったく通用しない。
買いたいだけ買って食べたいだけ食べてどんどんどんどん　会うたびにさらに太って行く。
そうして「膝が痛い、腰が痛い、心臓が苦しい」と愚痴をこぼしているけれど
それだけ太っていればそりゃそうだ。
ちょっと間食をやめればいいのに。
ちょっと夕飯を減らせばいいのに。
それができないから　ますます太る。悪循環。

そういうのってもはや心の問題だから
他人が手を出せることではない。

何かが止められない人。
何かを繰り返してしまう人。

まぁ自分もそうだけど、まわりがいくら助言をしても心の問題だから治せないし、解決しない、
いつか自分で本気で気づかないと　無理なのだ。

逆に心配してあんまり口を出すと　逆恨みさえされかねない。

そういう場合はもう、人なんて助けられないんだな、って痛感する。

心配するだけこちらが疲弊する。



N氏。
そろそろ本気で気づかないと　やばいですよ。

御年72才。
もうどうなってもいいと思ってるのか知らないけれど、
こうしてみんな心配して、自然と連絡網みたいのができて、病院へ駆けつけた人たちもいる。

自暴自棄になっている場合でもないんですよ。


でも
自身を救えるのは　いつだって自分自身以外にいないから。

人はね、きっとそういうふうにできているんじゃないかなぁ。


私だって手は差し伸べる。
でもその手を振り払われたらもう
二度と　差し伸べる事はできないし、しない。
じゃあ自力でがんばって、と言うしかない。


人はね。
ややこしい生き物だから。




ネコはね、どんなに牙むかれても　助けますきっと。



がっちゃんは、私が部屋にいるときはいつも
じーっとじーっと私を見てますよ。
この人が一体どういう人なのかって推し測っているみたい。

私から目を離さずにじーっと見てる。

近づくと弱々しく「シャー」と言って
頭をガクガク震わせる。

そんなに凝視しなくても大丈夫なのに。

どうぶつはヒトと違ってややこしくないので
信じるまでに時間はかかるけど、信じたらもう二度と裏切らない。
そういうふうにできている。

シンプルでいいじゃないか。

ヒトも少しは見習うべきだ。

愛すべきネコたちよ、いつもありがとう。
私もそんなふうに　シンプルに生きていきたいし、そのお手本がいつだってキミたちだ。