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花屋な日々

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2017.03.09
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3月9日は

福ちゃんの命日。





福ちゃん…

かわいかったなぁ

いじらしかったなぁ


たくさんの病気を抱えていて
本当に毎日  毎日心配で

何度、夜中に泣きながら病院へ駆け込んだだろう


当時の私は  そこそこ高給取りだったので
毎月何万円もかかる医療費を捻出できたけど

今思えば  本当に大変な年月だった


それでも
福ちゃんは いつも静かに私のそばにいてくれて
やさしい子だったなぁ

ある時、私が仕事で疲れて帰って
床に倒れていると

福ちゃんは、自分のご飯をくわえてきて
倒れている私の顔のそばに置いたんだ

何度も何度も
台所にあったキャットフードを、くわえては持ってきて、私に食べさせようとした

きっと、私がお腹がすいて倒れていると思ったんだね

福ちゃん、もういいよ、大丈夫だよ、ありがとね、福ちゃんが食べなさい  って


私は福ちゃんのやさしさに感動したんだった



天使のようにやさしい子は

どうして体が弱いのだろう

神様は結構  いじわるなんだよね







福ちゃんを保護した当初

それはそれはひどい状態で

しらみだらけの体に櫛をかけながら私は
悲しくてやりきれなくて泣いた


どうしてこんなに痩せているのか
どうしてこんなにしらみだらけなのか
どうしてこんなに悪臭を放っているのか
どうしてこんなにヨダレが止まらないのか

どこから来た?
今までどこにいた?
ヒトに慣れているんだから君は   ノラちゃんじゃないよね

どうして私を呼び止めて、立ち止まった私のところに駆けてきた?

福ちゃんが声を出して鳴いたのは、
出会ったその時、私を呼び止めた時だけだ

その後、福ちゃんが声を出したことはない



不思議な子だったぁ


あんまりにも不憫で
幸せになってほしくて

幸福の福、福ちゃんて名前にした


福ちゃんは、私と暮らして  幸せだっただろうか





今日は、福ちゃんの命日でもあるし、
父の月命日でもある。


先日いただいた、「ありがとう」の文字が浮かび上がるお線香を焚いた。

このお線香、大切につかってる。


ありがとう。





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Last updated  2017.03.09 21:34:21



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