花屋な日々

公園にネコを捨てた　ヒトの皮をかぶった悪魔サタンがいたんだ。去年ね。

人懐こいからすぐわかる。
ヒトと暮らしていたネコだって。

ある日突然現れたそのネコは、心ある人に去勢手術を施され、公園にリターンされた。
ちゃんと毎日ご飯をもらって、必死で生きた。
甘たれで泣き虫なまだ若い男の子、頑張って公園で暮らしてた。

あの大雪が降ったとき、
彼は　パニックになった。
信じられない寒さ、見たことも無い真っ白な世界、足を、どこにおろせばよいかもわからす、泣き叫んだ。

大寒波に見舞われている日本列島。
きっと　たくさんの命子たちが　今日もどこかで泣いてる。



保護しよう、と思った。
彼には無理だ、
外の暮らしに慣れている子達でさえ　この寒さは尋常じゃない。
過酷過ぎる。

その矢先、彼は　忽然と姿を消した。
泣き叫んでいた翌日、公園に彼の姿はなかった。

ご飯を運んでいた人は
連日深夜まで彼を探した。

凍りつく公園で、名前を呼びながら探し歩いた。


私はと言えば、保護しよう、と決めてから
すぐにケージを準備して、用意万端でいた矢先
居なくなったことを知らされ動揺した。


姿を消して３日目。

昨日の夜、突然彼は泣きながら現れた。

どこにいたのか、どうしていたのか、誰も知る由はないけれど

すぐに保護をした。

雪に驚いてどこかに身をひそめていたのか、
もしかしたら、誰かが保護してくれていたのか、わからない。

ただただ、生きていてくれてよかった、それだけだった。





ここ、どこ？



あれ？寒くない・・・




どこだろう？




おばさん　誰？




ここにいて　いいの？




不安げな表情。
でももう、寒くないよ。

キミは人が大好きだから、誰かの愛される家族になろうよ。

本当はね、キミたちネコはね、外で生きるのは間違いなんだよ。

とても寒がりだもの、
外は危ないし、
知らない人に寄っていくのは危険なんだよ。

小さい子どもと一緒だよ、
ネコはね、外で生きるようにはなっていないの。






とゆーことで、里親様募集します。

がんばって生きてきた若い男の子。
仮名は「まるはち」くん。
去勢手術、ワクチン済、ノミとり済。
落ち着いたら、ウィルス検査等の血液検査を行います。
健康状態を確認したら、正式に里親募集をします。

追記：人なればっちり。めっちゃかわいい丸顔の若い男の子です。寂しん坊で泣き虫です。

よろしくお願いします。