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女王様のようなモールちゃんを筆頭に、左にまーちゃん、右にくろちゃん。 手前から、ちゃぼうおじさん、モール姫、さんちゃん王子。 モールちゃん、いつも真ん中ね~ プリンセチアはいつ見ても美しい。 本日薄ピンクが売れました。 カスミソウ。 みんな大好きカスミソウ。 さて シクラメンも色々入荷。 パンジーも色々入荷。 なぜか写真がうまく送れなくてあきらめた、、、 機械ものは不具合多いです、ほんと、対応できないわ。 昨日は仕事帰りに長年のお客さんのお見舞いに。 ついに心臓が止まって 心肺蘇生をして肋骨が折れたけど生き返った、というので どれどれと顔を見に行った。 生花は持ち込めないというのでプリザーブドフラワーを携えて。 「どうして私はこんなに病気ばかりをして、最近では入退院ばかり。もうホントに困っちゃうわ、一体なにがいけないのかしら」 と元気そうにぼやいていた。 この人は、以前 飯能花子さんに協力をしてもらって、ネコを3頭自宅からレスキューした高齢者。 そのネコたちは、今は幸せに里親さん宅で暮らしている。 「あの子達はどうしているかしら・・」 と言うので、 「元気に幸せに暮らしてますよ」とおしえてあげた。 ネコたちをレスキューしてすぐ、この人は具合が悪くなって 入退院ばかりになってしまった、ギリギリのタイミングだったのだと改めて思う。 「何がいけないのかしらって、カラダは食べたものから出来ているから、食べものを変えましょうよ。まずは菓子パンをやめなさい」と言った。 「だって菓子パン大好きなんだもの」 「菓子パン1個で何キロカロリーだと思います?あとね、揚げ物ばっか食べるのもやめなさい。体重を落とすように先生から言われてるでしょ」 「そうなの。30キロ痩せなさいって・・・私は痩せさえすれば問題ないらしいのよ」 「30キロ痩せましょう!そうすれば心臓にも負担がかからないし、膝が痛いのも治る、高血圧も高脂血症も治る!」 「そうねぇ・・・」 「これでいい加減懲りたでしょ?もしもですよ?お父さんが先に死んだら一人で生きていけないでしょ?」 「そうよね、お父さんも85歳だし、私、残されてもひとりで買い物にも行けないし、生きていけないわ」 「だからそうなる前に健康な体を取り戻しましょう。あのね、私ね、私も高脂血症だったの、でもね、えごま油に変えてから血液検査の数値が劇的によくなったんだよ」 「え?なに?なに油?」 「えごま油。 サラダ油もキャノーラ油もマーガリンももう絶対やめましょう」 「キャノーラ油ダメなの?安くて便利だわ」 「あんな遺伝子組み換えのかたまりみたいな油はダメです。揚げ物するならオリーブオイルにしてちょーだい。そういう食生活のツケが今の病気を引き起こしてるんだと思うよ」 「え?なにあぶらがいいって?」 「えごま油! よーし退院してきたら、私が徹底的に食事管理してあげるから。そのぶくぶく肥った体を痩せさせましょう」 「ぶくぶくって・・・ひどいわ」 「でもホントのことだから。痩せさえすれば問題解決!がんばろっ!」 「じゃあ早く退院しなくちゃ。いろいろ体にいい食べ物教えてね」 「教える教える、無農薬の無添加の食品扱ってるスーパーだってあるよ。退院したら一緒に行こうか」 「行く行く! ねぇマーガリンはダメなの?パンにジャムとマーガリンをつけて食べるのが好きなのに」 「マーガリンは猛毒のトランス脂肪酸ですよ、ダメダメ、バターにしましょう。あと砂糖もやめようね。砂糖なんてなくても生きていけるから。うちは砂糖、ないですよ。甘くしたければハチミツを使うの。喉が痛い時はマヌカハニーを舐めるの。高いけれど、カラダ壊すよりいいでしょ。」 「え?なにハニー?なにそれ」 「マヌカハニー。ハチミツの高級品と思って。今度おいしいマヌカハニーも教えてあげるね。試しに買ってあげたいけれどプレゼントするにはちょっと高級すぎるからお金くれれば買っといてあげるから。とにかく家の中から砂糖を撤去しましょう。菓子パンにお金使うならそっちにお金使おうよ。」 「ははは、そうね、お金は払うから買っといて。マヌカなんですって?」 「マヌカハニー。これっぽっちで5000円くらいするからね、私にはプレゼントできないわ」 「へぇ~・・そんなに高いの?でも入退院ばかりしてるの考えたら安いものよね」 「そうですよ!〇〇さんね、お金の使い道いつも間違えてるからね。お金はあるんだから自分の健康のために使いましょう。 あぁそういえば、今年もまたシクラメンの売り出しをやるよ、12月2日。欲しいでしょ~」 「欲しい欲しい!絶対買うわ!」 「退院できるの?」 「できない。。。お父さんに買いに行かせるからいいの取っておいて」 「わかった。 もうアレだよ、〇〇さんが入院してる間に季節は移り変わっていてね、今はパンジーとかシクラメンとかポインセチアとか、冬のステキな花たちがお店に勢ぞろいなんだよ~」 「あらいいわね~ お店にも行きたいわ~」 「んじゃ早く自分の足で歩けるようになって買い物に来てね。来たらきっとワクワクするよ~」 「そうねぇ、早く元気にならなくちゃ」 「そうね、元気にならなくちゃね。じゃあ私は帰りますからね」 と、シクラメンの営業をかけて病室をあとにした。 あの人が元気だった頃は、うちのいちばんのお得意さんで、いつもパンジーをケースごと、とか シクラメンを6鉢、とか そんな買い方をしていた。 お店が暇なときは電話をかけるとすっ飛んで来てくれて、あれもこれもとお金を落としていってくれた。 私のいちばんの応援団だった。 高齢になり、お店にも来られなくなり、最近ではほとんど配達でお届けしていたけれど、その機会も回数もぐっと減った。 お金の使い道は、無駄な食料品の買いだめや、着る機会もない通販の洋服に変わった。 さぁ今こそ! またお花を買って元気になってもらわなくては! そんな話をしたら、スタッフに 「店長、鬼ですね、入院してる人にシクラメン買えだなんて・・」と言われた。。。 えー?鬼ですかー? そんなはずはないんだけどなぁ。 お花の話をすると、目をキラキラさせてとても嬉しそうだもの、 お花を買いなさいって話はきっと、彼女の生きる活力になると思うんだけど~ まぁ よいよい。 なんとでも言ってくれ。 双方、楽しくイキイキできればよいではないか。 毎年シクラメンを楽しみにしている人に、シクラメンをおすすめすることのどこがいけないというのだ。 とにかく痩せてもらいましょう、そして、自分の足で買い物に来てもらいましょう。 そんな シクラメンの季節でありんすねぇ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.11.25 18:56:31
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