ジェベルもレイドも、そうでした。
最初のテストランの次は、市街地と夜とワインディングロードで、
ライトの具合を診る、という流れ。
しかも、ちょうど時期も同じ10月後半、乗れるチャンスも少なくなったころ。
11月始めに恒例になったシシャモツーリングは、乗り収めの儀式とも言え、
結局、新しいヤツで行くのでライトの調整は、その前に終わらせておきたい。
今回のZZ-R250もまた、同じはこびですな、、、どういうわけか・・・。
週末は悪天候になりそうなので、その前に夜の支笏湖線を走らせました。
本来は走りたくない市内、しかも日も暮れたラッシュ時間だし、
夜のワインディングロードを走っても楽しくはない。
でも、どんな具合なのか?やらなきゃ気がすまない。
支笏湖線の途中から、比較的に高速でクルージングできる恵庭湖方面へ。
ラルマナイからは対向車が殆どなく、テストランのメインステージという感じ。
ライトのH4バルブは、余り物のBOSCHスポルティックホワイトと交換済みで、
60W/55W ながら 135W/125W 相当という白色光は、確かに明るい。
ライトがカウリングにつている、そのことによる違いも楽しみだったけれど、
実際にはほとんど気にならなかったのは、光量と配光特性のせいだろう。
しかし、コーナリングの度、左右に配光が傾くのでハイビームが必要になる。
バンクして曲がるということを、この時ばかりは不都合にも感じるけれど、
バンクしたら上向きの配光が必要になってくるのは二輪の宿命。
細かい事を気にてたらきりがない。
これで、じゅ~ぶん!じゅ~ぶん!
光軸もグッド、今回は止まって調整する必要はなかった。
もっとも、カウリングにビルトインなので簡単には調整できないけど、、(^^!
高回転型のエンジンで、しかもガサツだとか下がナイとか、
モッタリだとか、遅いだどか、メカノイズが大きいだの、振動が大きいだの、
と、いろいろい言われてるようだけど、、、そんなこと全然思わない。
ピーキーなエンジンが多かった時代に育った私にとっては、
下から上までとてもスムースに回るモーターの様なエンジン、としか感じない。
二気筒ならではの脈動も下では味わえるけど、、、やっぱりモーター。
カウンターバランサー付のDOHCパラレルツインという、
新しくもなんともないレイアウトのこのエンジンだけど、
自分にとっては、少し味わいを感じる近頃の異次元的4ストツインなのです。
かつて舞い込んだCBR250は、優等生すぎて面白みが無く、
置いておきたいとは、まったく思わなかった。
でも、このZZ-R250(分類的に初期型)は、コーナリング特性も、
エンジンのフィーリングも僅かだが一癖感じるので、
すぐに退屈はしてポイするということはなさそう。
虫のいないこの時期の夜道は、けっこう快適にアケられた。
高速走行でも余裕がありそうなので、恵庭から高速道路でもどることにする。
一応フルカウルでもあるので、その効果の程をじっくりと見たいこともある。
ラッシュ時間は交通量も多いけれど、先を急ぐ車も多いので、
カッ飛ぶ車が多い右斜線に入り、かっ飛ぶお方の後ろについて・・・
おお~、、出るわ出るわ^^スピードだけは、ムカシのナナハンなみかも。
でも、プンプン回るエンジンのヒステリックなエキゾーストノートで、
レーシーな気分と音響的なハッタリはそれ以上かもしれない。
こうなると、フルカウルの見た目も手伝って、いよいよオモチャっぽい・・・笑
そして、今夜の初体験、、、フルカウリングの効果って、、すごいですね^^
体感スピードが半減する感じ。
前傾した上体とバランスして支える風圧が無いことも加え、良し悪し。
風圧はある意味、心理に直結するスピードメーターと言えるし、
フルカウルは横風に弱くなるという嫌な点もある。
また、ビジュアル的な価値観も伴うので、
このクラスで効果の程や実用性を探るのは、ヤボな事なのかもしれない。
相対的に、やっぱり前傾姿勢は手首や腕、首も背中も疲れます。
翌日、知り合いのライダー30代から、
「おやじハンドルつければ?」と、親切なアドバイスも頂いた。
“おやじハンドル”、、、ってなに?・・・汗
高回転高出力型エンジンは、実用速度ではトルク感が薄い。
よく言えば優しくてビギナー向き、、だからモッタリと言われてるわけね・・・。
ツインの感触、鼓動も下でイチオウあるから、モッタリブルルで嫌いじゃないw
「マッタリツーリングにはいい、、攻めるバイクではなくツアラーだ。」
という評価も、うなずける。
このバイクが好きなのか?きらいなのか?、、まだ分からない。
しばらく乗って薄味のコレを、もう少し噛み締めてみることにする。