実は DS6 №16 クラッチ修理
その後のテストランで、クラッチの滑りが発覚。フリクションディスクもスチールプレートも供給可能部品。しかし、どちらも一枚の単価が千円以上するので純正部品は二の足を踏みます。いろいろ調べてみると、この型から RD250,350 までは共通部品だと分かったので、社外品を探したところ、フリクションディスクのみならば入手可能と判明。しかし、スチールプレートは社外品が見当たらない。今回は、両方必要なのでオーナーの意思もあり、スプリングも含め全て純正部品を手配。スプリングに関しては、DS6に限ってパーツリスト上に二種類が表記されている。44Lと40L、表記順からみてスタンダードは44L。しかし、備考欄にその他の説明はなく詳細は不明。既存6個のスプリングの実測は それぞれ 38.5~40L 線径2Φパーツリスト上で線径は不明。単純に考えるとバネレートの低いものが着いていたことになる。となれば、滑るのは当然?などと思ってもみたくなる。いやいや、そんなこたあないでしょう、短いなら硬いとか? 線径も不明・・半信半疑ながら標準と思われる 44L(長い方)を発注。でもって届いた現物は、番号違いの代替部品で、しかも短い。よく見ると、線径が太く2.3Φ で、硬い。簡単に言うと、太くて短くて硬い!・・・ン~、、ビミョ~(- -!迷った末、硬くて強力そうな方で組んでみましたら、当然、クラッチレバーも重い。それもかなりのもので、かつて乗っていたTX650のクラッチが思い浮かぶ。定期的にレリーズとケーブルを整備しないと左手が腱しょう炎になるほどのそれの、最悪の状況を迎えた時に匹敵、あるいはそれ以上の重さとなってしまった。1時間ほどのテストランで当然の様に手が危機的な状況に至る有り様。要するに、番号違いの代替品は「一応、使えますけど・・かなり硬いです」というでした。(どっかに書いといてくれ~)再び分解して、スプリングをもともと取付けてあったものに交換。結果、滑りも無く、3ポートながら2st 本来のシビレる加速感を味わえたしだい。スプリング交換は、余計だったという、トホホなお話しであります(^^!