いつもこの時期に友人のハンターが送ってくれる。
今回は、一歳のオスで我が家へ届く3日前に射止められた若鹿。
例よって一発で心臓を打ち抜くことをはじめ、時期的な寒さも手伝って、
その他の鮮度と旨さを保つ為の扱いは完璧らしい。
新鮮な状態で届く友人ハンターからの鹿肉は、
生の状態で鼻先につけて匂いを嗅いでもまったくの無臭。
とかく、フライパンで焼くとハッキリと匂いが出るものだけれど、
今の状態では、新鮮すぎて少ししか香りが感じられない。
しかし、クセがまったく出てないということは、熟成されていない、
ということで、言い換えれば旨みが出てないということ。
美味しく頂く為、冷凍をさけて5℃以下で4~5日は寝かせる。
とかく「臭くないんじゃない?」と敬遠されることの多い鹿肉は、
流通する畜産の牛や豚の肉と違って年齢もバラバラ。
個人的には、3歳を超えると癖が強くなると感じる。
生息地域によって餌にも差があるし、肉質は畜産と比べて個体差が大きい、
と言えるのではないかと思う。
さらに、獲ったあとの扱いによる味の違いは大きいと聞いているし。
不幸にも臭い鹿肉を食べさせられた方々や、先入観が先行する方々には、
いまだに敬遠されがちなのですが、一方で高級食材とも言われているらしい。
その高タンパク低脂肪で、鉄分が豊富な鹿肉は、
人口飼料や抗生物質などを、一切口にすることのない野生の肉。
脂が少ないので畜産肉と比べ、柔らかくても噛み切りにくさがはあるものの、
噛むほどに旨みの出る野生の肉は、鹿肉でも鳥肉も美味しいのであります。
今回は、その殆どを鹿肉の好きな取引先の方々へ、強力なワイロとして、
使わせて頂きました~ v(^^)
したがって、、お友達関係には、、配分なしでありま~す!
ゴメ~~ン!
つづく