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CNC化も安定稼働とは言え、XYZの3軸を制御しているだけ。
刃物やクーラントの制御は、そのうちに、、と思いながら数年が過ぎてしまった。 加工が終っても主軸とクーラントのポンプが回りっぱなしという中途半端な状態。 実のところ、方法がわからないというのが進展しなかった理由。 発売本家の PSF550 CNC は主に LinuX CNC を使って制御されているらしいのですが、 このメイン基板にどう連結しているのか?その方面の知識が無い小生には難解過ぎます。 いっそのこと主軸の動力と回転制御を三相モーターとインバーターに改造してしまえば、 Planet CNC での制御方法は簡単なのですが、それはまた違った形で苦労が必要でしょう。 フライス盤の後ろ側内部にあるメイン基板を眺め、マニュアルの回路図を眺め・・ こりゃあやっぱり本家の CNC機の詳しい情報、と言うか見てみないと分からん (・_・;) そして、古く低レベルな機械屋の頭で苦悩し、たどり着いた苦肉の策は、 操作パネル(基盤)のオン/オフボタンを外部から制御してしまおうというものw マイコンがらみの回路なので、とても緊張感を伴う試みですが、 見たところ基本的にはリレーとなる回路への信号を一瞬だけ送るのがオン/オフボタン。 なので、このボタンに外付けのリレーを接続して、そのリレーをブレイクボードの、 外部出力端子で制御してあげましょうではありませんか。 回路の動作として違う点は、ボタン操作ではボタンを一瞬押すだけのところ、 リレーを使うと、押しっぱなしの動作になります。 オン/オフボタンが独立しているということは、ボタンを押して回路が切り替われば、 そのボタンの回路は閉じていようが開いていようが関係なくなります。 要するに作動中にスタートボタンを押しても何も起こらなず、その反対もしかり。 あらかじめテスターでボタンの動作を確認した後に、三本の線をハンダ付けして、 その線を使って実際に動作テストしてみたところ成功(^^)v 黒線に赤線もしくは黄線の接続でオン/オフとなるわけで、リレー1個の動作そのもの。 あとはフライス盤本体の中にハーネスを通して、操作基盤に接続。 側面に穴を開けて、取出し。 結局メイン基板は手つかずのまま。 チョイスしたリレーは、オムロン の1c接点 DC5V 1個 ¥225(運賃込み ミスミ価格) 適当な長さに配線を付けておきます。 ついでなので、クーラントの電動ポンプの制御もするとして二個並びです。 マニュアル操作を考慮し、手動スイッチを回路に入れ抱き合わせでの丸出し状態。 取りあえず固定せず、完全に運用が落ち着いたら固定場所を考えます。 ちなみに、FL はクーラント、SP はスピンドル、制御ソフト上の略称。 実作業では、ワークのGコードセットに、それぞれのオンオフするコードを書き加え、 無事に安定稼働しております。 詳しい電気的な知識の無いまま、半ば物理的に電気回路を想像? というより決めつけて、というか素人の強引な判断で上手くいったわけですが、 その実、回路のどこかに負担のかかるダメな改造である可能性があるかもしれません。 この先、いつまで安定稼働するか? 我ながら見ものではあります。 以上、昨年春の出来事でございました。 過去一年間の CNC 関連未公開ネタを随時公開予定です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021年01月28日 09時55分42秒
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