カテゴリ:カテゴリ未分類
急激な不景気でラジオ放送が大変なことになっているようですが、
<愛川欽也さん>ラジオ番組が突如終了、放送中に悔し涙 名パーソナリティーが消える どんなに人気番組であってもスポンサーが付かなければ続けられない、これはラジオだけではなくテレビも同じです。 そもそも番組の人気、というのは本来「商品のCMを見てもらうため」なのですが、業界も、そして私達一般視聴者も感覚が麻痺して、いつの間にか番組を作るためにCMがある、みたいな勘違いをしていたのだと思います。 それを証明するのが早朝にやっている宗教番組。見ている人、聞いている人などほとんどいない、にもかかわらず何十年と続けられるのはスポンサーがいるからであり、放送局としては誰も見ていなくてもお金が入る、非常に優良なコンテンツなんです。 私は昔から広告業界とは「ウナギ屋の匂いを売っている商売」だと思っています。匂いに釣られて客がやってくる、店が繁盛する、でも、ウナギの匂いに金を払う客はいない。 本当の意味で商品宣伝が番組の趣旨であるのなら、深夜のテレショップが一番正しい番組作りなんですよ。面白いかどうかは別にしても。あるいは放送した番組をそのまま商品化できるアニメなど。 私の大好きだった深夜ラジオ番組コサキンも27年間の歴史に幕を下ろしますが、後期は本当にCMが同局番組の宣伝だけだった、という悲惨な状況で・・・これは古い番組だけではなく、地方の放送局のCM枠が延々と音楽が流れているだけ、など、軒並み壊滅状態になっていますから。かといって視聴者がどんなに多くても「番組予算に繋がらない」システムのため、我々にはどうにもならない世界です。 スポンサーはあくまで宣伝効果にお金を払っているのであって、番組の人気やDJの知名度がいかに高くても商品の売り上げに貢献しないのであれば無意味、という、当たり前の厳しい現実を皆が忘れていたのかもしれない、とは思います。 寂しいですが、だったら本当に有料課金放送をもっと積極的にやってほしいなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|