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私は現在、コンシューマゲーム開発をしていますが、そんな私がいわゆるソーシャルゲームとか携帯課金ゲームを否定しない理由はたった一つ。
「過去にこの業界、新しいゲームが出る度に必ず「こんなのゲームじゃない」と否定されてきた」歴史があるからです。 わかりやすい例だとDSで出た「脳トレ」とか。アレも出た当時「こんなのゲームじゃない、こういう物が売れるのはけしからん!」と。しかし、アレを遊んでみるとわかりますが実にしっかりしたゲームです。というか、今までにない面白さが確かにあります。 他にもチュンソフトのサウンドノベル。あれも当初は「テレビで文字を読ませて選択肢を選ぶだけなんて手抜きなもの、こんなのゲームじゃない」と、本当にそういう意見があったんです。でも、今やちゃんとしたジャンルになってますね? この他にもこれまでにない、新しいゲームのジャンルが出る度に「こんなのゲームじゃない!」という歴史は過去いくらでもある。 それを翻れば携帯のコンテンツが「こんなのゲームじゃない、こんなものが流行ると業界が堕落する」と否定される理由は無い。むしろ、昔とは考えられない予算と時間をかけたゲームとか、有名ブランドの続編しか売れない、生き残れない市場の方がエンターテイメント業界の硬化を招いていると思ってますので。 別の例を出しましょう。例えば今盛り上がっているモバイルゲームのアイドルマスター。様々な意見が旧来のファンからもありますが、元々アイドルマスターの世界って出発からずっと予想外、掟破りのジャンルじゃありませんでしたか?そもそも、ゲーセンで育成ギャルゲーって出発点からどうかしているジャンルだったはず。その後の展開を見ても、何があってもおかしくありません。 だから個人の好き嫌いはあっても「ゲームはこうあるべし!」という考え方は持たないようにしたい。その方が開発者として、ユーザーとしても楽しいですから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
脳トレの話は小○監督のことかな?
脳トレはゲームじゃないといったとか。 自分も興味本位で買いましたが前の日より成績が落ちると凹みますし上達するとうれしくなる。ゲームでいいのか?と思ってましたが毎日やってるとこれもゲームだなと思いました。 (2012.03.10 01:34:27)
たしかに携帯課金やソーシャルゲーが、将来は新しいゲームの一つになる可能性があり、否定すべき存在じゃないと思う。
でもほぼ同一モデルのアレンジばかりが跋扈し、ソーシャルがもともと持ってる面白さに依存して課金や収益性のみの方向にしか向かってない現状では、対立構造になるのも無理もないことかと。 否定するんじゃなく欠点や改善点の指摘、否定派がやりたくなるような面白さの提供という方向に行かないと、結局どちらも幸せになれないよ。 (2012.03.10 04:09:27)
「自分の好きなゲーム」を「本来あるべき姿のゲーム」という勘違いをしている人はたくさん居ますね。
でも、ゲームというジャンルの幅を自分勝手な判断基準で無理矢理狭めてしまってはジャンルが衰退するだけだと思います。 多様性のない市場に繁栄など無いわけですから。 「ゲームらしいゲーム」なんていうくだらない言葉に縋る人たちが減ってくれればもっとゲーム市場は賑わうだろうになぁ、といつも思ってます。 (2012.03.11 15:12:26)
拝金主義まるだしのあこぎな商売にはとっとと潰れてほしいだけなんですね。
(2012.03.11 21:10:57)
あくまで私の意見ですが、問題となっているのはゲームそのものの外にあるように思います。ソーシャルゲームを否定する人の中には、ゲーム内容そのものではなく、その課金システムを始めその商法を否定している人が少なからずいるのではなかろうかと思います。
(2012.03.13 00:36:19)
自分はこの手の、こんなの○○じゃないと言うのは嫌いです
昔、言われてたのですが 存在意義とかそういう概念的な論議が盛り上がっているジャンルは 既に朽ち果てきっている なぜなら、ジャンル自体が盛況なら、そんな議論などする必要がないからだ みたいな話がありましてな こうも書かれてましたな A prompt 1998年9月 >ロックでもSFでもそうですが、AはBか否かなんて根源的な部分まで議論が行き着くようなジャンルは、 >そこまで議論を突き詰めてしまうほど若さと才能が欠乏している気の毒な状況にある証拠だといえます。 >才能が枯渇し、歴史というガラクタだけが積み上げられたジャンルには、えてして全きにして白き偉人など残っておらず、 >自分のことを全きにして白き偉人の子孫だと僭称する白ブタ野郎どもだけが残っているものです。 > で、彼らは他の新しく才能溢れたガラクタで埋め尽くされていないジャンルを見下し、 >ときどき良さそうなものに日本SF大賞みたいなクソの役にも立たない名誉白人の称号を与えようとかするわけです。 戦場には熱い風が吹く。 2000年11月 >自分らが高尚なことでもやっていると哀れな勘違いをした輩 >の不様な負け犬ぶりはむしろ寂寥感すら感じます。 > そしてこの手の狂信者の例に洩れず、彼らもまた弾圧される敬虔な信徒 >という自己陶酔(及び妄想)に浸りきり、結束を強めていきますから、なおのこと >現実から孤立していくワケですな。 上がSFで下がテーブルトークに関する話です 個人的に、いまの携帯課金ゲームはガチャ等の課金システム自体は、 金を取りすぎという部分が非難に値しますが (多分、携帯電話ゲーム自体にとって害であるので) だからと言って、こんなのゲームじゃないとは言いたくはないです (2012.03.15 05:22:36) |
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