身近にあった贅沢な話として。
たとえば、海の近くに住んでいた人にとっては新鮮な魚が当たり前、東京だと高級魚であるけど比較的よく食べていた、というものが気が付かない贅沢だったことはあります。
自分にとってそれが「松茸」で。長野の実家の親戚のおじさんは秋になると自分の山に生えている松茸を取り、地元の市場に出していい小遣いかせぎをしていまして。で、時折その松茸でもたとえば一部が破損していたり、虫食いの穴があったりしたものは売り物にならないので「これ、よかったら土瓶蒸しにして食べてよ」と我が家によく届けてくれました。
ですので、松茸というのは比較的食べることができる、というか、むしろ「お金を払って食べるものではない食材」で。後にすごい高級なキノコであるってことを知ったのですが。他にも普段何気なく食べていた地元のお米が「川下り米」といって昨今科学的に「日本で一番おいしいお米」と呼ばれる場所のものであるとか。(食味値という計算方法があってその数字が高いという意味)
食べている当人はそんなことを考えたこともなかったのですけど、これは贅沢なことなのでしょうねえ。もっとも、味の大半は素材より調理法ですから。
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最終更新日
2015.01.24 13:03:21
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