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広島原爆投下後65年となる平和祈念式典が行われました。
今年は、初めて米国駐日大使や英仏政府の代表が参加するなど、核廃絶に向けて一段と世界の意識が盛り上がりました。 ただ、極めて残念なことに、その後の記者会見で、あろうことか、被爆国日本の代表である菅直人総理大臣が、「日本の非核3原則は堅持する。しかし核抑止力は必要であり、米国の核の傘から抜けるつもりはない。」旨を明言されました。 これを聞いて、残念と言うか、とんでもないと言うか、はたまたあきれ返るかした被爆者、広島県民、国民は多かったと思います。 今の国際社会で、核抑止力などありません。断言します。 どこかの国が核を使えばその国は世界中からバッシングに遭い、国家としては消滅します。 菅総理は「核が拡散し、テロにも使われるから」と言われていましたが、テロリストには核は効きません。領土があってそこに領民が定住してこその抑止力のはずですが、テロリストにはそんなものはありません。彼らの手に渡れば、相手の報復など恐れずに使うようになります。 核抑止力などないのです。核兵器はこの世には不要なのです。 広島長崎への原爆投下については、正しい/間違いという両論があります。 また、使用した米国が祈念式典に参加するのは「謝罪することになる」からダメだ、という声もあります。 しかし、「安らかに眠ってください、過ちは繰り返しませぬから。」という慰霊碑の言葉は、誰が悪い、謝れ/いや謝る必要はない、などを求めているものではないのです。 女子供・老若男女を無差別に殺戮し、何世代にもわたってその影響を及ぼす核兵器を廃絶し、二度とあのような事態を起こさないことを、我々自らが誓った言葉なのです。 日本政府が「非核三原則の法制化」や「核の傘からの離脱」を果たし、「核兵器廃絶に向けて先頭に立つ」よう求めた秋葉広島市長、核廃絶をココロから望んでいる被爆者、広島県民の思いを汲み取って、総理が先頭に立って動いていただきたいものです。
Last updated
2010.08.06 22:07:06
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