まず、私も「にわかに繋いでみて、探っている」レベルです。ですので、7200.11 を復活する方法について、「試していない。」というのが現状です。
自分が集めた情報は、
7200.11 が BIOS から認識できなくなった場合の復帰方法、
Seagate ハードディスクのシリアルポートコマンド解析です。forum.hddguru.com により詳しい情報が集まっているようです。シリアルポート(RS-232C) を繋いで入力したコマンドに対する応答が「どうも思った通りではない」という場合は、そのエラーメッセージ等を google などで検索してみてください。forum.hddguru.com が結構ヒットする様です。
- 7200.11 復帰方法のページにある Reference files(直接リンクは弾かれるかな?) を解凍して pdf を読んでください。そして、作業をイメージしてください。BUSY 問題(恐らく BIOS 認識出来ないか PC が起動しない問題)の復帰手順に基板を外す作業と取り付ける作業が有あります。
- 基板を通電状態でアッセンブリ(機械部分)に取り付ける様です。通電しているのでドライバの先、衣服のボタン、指輪などで基板をショートさせたりしない様に注意が必要です。必要ならば、コネクタが接触不良にならない様に注意しながら、マスキングテープ等で保護しておくとよいと思います。また、非通電状態で何度か作業を練習するなり(あまり練習するとコネクタを痛めます)、壊してもよいドライブが有れば、それで練習するのが良いと思います。
- PC のシリアルポートは出来れば USB to RS-232C コンバーターではなく、マザーボードの COM ポートを使用することをお勧めします。USB to RS-232C コンバーターは出来が良くないものが多いです 参考。最新のマザーボードには COM 端子が背面に有りません。しかし、面倒でも COM ポートバックパネルを取り付けて、PC のマザーボードにある COM ポートを使ってください。
- 2.54mm ピッチのピンヘッダ圧着端子は HDD のシリアル端子に挿しても抜けてしまいます。私はヒロセの DF1B-2428SC を改造して使いました(これもピッタリではない)。千石電商の 2520-10GT の方がより適合しているかもしれません。
- 作業中は静電気の発生に注意してください。特に立ち上がったりするときに大きなエネルギーの静電気が発生します。グランドに触れながら、立ち上がる、作業する等の工夫をしてください。
- コマンドからの判断ですが、Grow list(出荷後の欠陥ブロックリスト)を消してしまうようです。従って、場合によっては、いくつかのファイルやディレクトリが欠陥ブロックを含むようになり、ファイルが壊れたり、ディレクトリが脱落する可能性が有るようです。
秋葉原界隈では、新品、中古とも Barracuda 7200.11 は入手困難になってしまった様です。秋葉原も、一般向け商売でないとやって行けない場所になったのかもしれません。
関連日記ページへのリンク 2009.1.25 以降追記
調査開始(シリアルコンソールポート探索編)
シリアルコンソールポート接続
ロック解除手順について
シリアルコンソールポート接続回路
シリアルコンソールポート電圧調査
ST31000333AS シリアルコンソール端子特性測定
シリアルコンソール接続治具(市販品)検討
代替ブロック(セクタ)発生