平成24年版 高齢社会白書(概要版)についての情報(5)
毎日猛暑が続いています。皆さん大丈夫ですか?所によって豪雨で大きな被害を受けられた方もおいでの事と思います。お見舞い申し上げます。日本だけではないのかもしれませんが、あまりにも異常な天気ですね。本題に入りますが、下のグラフをご覧になり皆さんはどんな感想をお持ちですか?◆暮らし向きに心配ない高齢者は約71%です。年齢別にみると80歳以上は約80%で高い割合となっています。暮らし向きに心配ないと考えている人が多いのは結構なことですが反面、不安を感じている人も約30%はいるということです。◆高齢者世帯の世帯人員一人当たりの年間所得は全世帯平均と大きな差はないという結果が出ています。高齢者世帯197.9万円、全世帯平均207.3万円。高齢者世帯の約7割において年金の総所得に占める割合が80%以上となっています。(図1-2-5)◆内閣府の調査で60歳以上の人に「今後の年金の給付水準と社会保障費負担のあり方についてどのように考えるか」を尋ねると、「給付水準を維持すべきで負担が重くなってもやむを得ない」が34.4%、「負担増をなるべく抑えるために給付水準を引き下げるのがよい」が12.6%、「現状より負担を重くすべきでなく、給付水準の引き下げもやむを得ない」が10.5%、「負担を軽くすべきで、給付水準の引き下げもやむを得ない」が8.9%となっています。(図1-2-6)負担が重くなってもやむを得ない34.4%>負担増を抑える+負担を重くすべきでない+負担を軽くすべきが32.0%世代間の中にも考えの違いがあります。次世代の負担増をいかに軽減していくかがこれからの課題だと思います。◆世帯主が65歳以上の世帯の一人当たりの支出(年間)は129.4万円で、全世帯平均の120.1万円を上回る結果がでています。(図1-2-7) ◆60歳以上の高齢者の支出に関する意識(優先的にお金を使いたいと考えているもの)をみてみると、「健康維持や医療介護のための支出」(42.8%)、「旅行」(38.2%)、「子どもや孫のための支出」(33.4%)の順になっています。(図1-2-8)。 ◆世帯主が60~69歳及び70歳以上の世帯では他の年齢階級に比べて大きな純貯蓄を有していることがわかります。(図1-2-9)。 •世帯主が65歳以上の世帯の平均貯蓄額は2,257万円で、全世帯平均1,664万円の約1.4倍、4,000万円以上の貯蓄を有する世帯主が65歳以上の世帯は16.1%であり、全世帯(10.2%)と比べて高い水準となっています。(図1-2-10)。 暮らし向きに心配ないという根拠でしょうか?src="http://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/809f85b8ba4e236de10744d2023b626f0eb98d7b.64.2.9.2.gif" alt="z1_2_03.gif" border="0">