テーマ:ニュース(99462)
カテゴリ:思うこと
7日の日曜日には各地で様々な催しがあったようです。
私も銀座のパレードに参加してきました。 本当はこういうパレードに参加するのはちょっと抵抗があります。 参加していたのは中年の方がほとんどで、若い人はあまりいませんでした。 パレードや運動に参加することは、なんだか「過激派」みたいに見られそうで躊躇してしまいます。 本当はとても大切なことだとわかっているんですが、 実際若い方の参加が少ないということはみんな同じ気持ちなんだと思います。 以前、会社の同僚たちに臓器移植に関する署名を頼んだことがあります。 その時、同僚たちがちょっと引いているのがわかりました。 目の前に臓器移植を受けた友人がいるのに 距離を取られてしまったことはちょっと悲しかったです。 それでも私は移植を受けた当事者なので、 「私がやらずに誰がやるんだろう」という気持ちでいます。 しかし、本当はもっと重大な理由があります。 私の移植した肝臓は、前にも書いた通り「慢性拒絶」の状態です。 このままいけばいずれはまた肝移植が必要になってくるでしょう。 その時は親も年を取り、身内の中に血液型の合う生体移植でのドナーはもういません。 私は2度目の移植をするなら日本で受けたい。 その時には海外と同じように日本で脳死移植が行えるといい。 そんな気持ちで臓器移植普及活動に協力しています。 自分の命がかかっているから積極的になれるのですが、 それがより多くの人々の役に立てばそんな素晴らしいことはない、と思っています。 肝臓移植が保険適用になったのも、そういう一つ一つの積み重ねの結果です。 (私が肝臓移植した頃はまだ保険適用外でした) 今回パレードに参加してうれしかったのは、 参加されていた方の中に普通の健康な方もいらしゃったということです。 その方は 「自分の会社の取引先の人が腎臓移植をされて、このパレードのことを聞き、 自分も参加したいと思った」 と言ってくださいました。 健康な人にとって、普通はひとごとで終わってしまうところを、 そうやって真剣に臓器移植のことを考えて行動に移してくれたことは 私たち移植者にとってとてもうれしいことです。 お名前はお聞きしませんでしたが、深く感謝しております。 最後に、私の身近な人々と、このブログを読んでくださっている皆様が、 少しでも臓器移植に関心を持ってくれるとうれしいです。 ↑ ↑ 臓器移植について考えていただけたら・・・ クリックは一人につき一日一回有効だそうです。 どうぞよろしくお願いします! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[思うこと] カテゴリの最新記事
|
|