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December 15, 2019
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カテゴリ:展覧会
成山亜衣 個展 NARIYAMA Ai Exhibition
2019年12月10日(火)- 22日(日)12時〜18時(月曜日休廊)




https://gallerymorningkyoto.blogspot.com/2019/11/nariyama-ai-exhibition-20191210-22.html
彼らの口の臭さみさえも愛せる程の犬好きではあるが、犬を愛らしく描く事に喜びを感じている訳でない。そりゃそうだ…で? …と言いたくなるだろう
その「で?」の一音に含まれる、“平面として何を表すのか…”というお題に取り組む為に、今まで、空想的で物語性を持つ画面から自身の思考の源を探してきた。今のところ自身の思考の源にある「疑って見つめる」という所から“平面として何を表現するのか…”という種が芽生えるのではないか…と考えている。そしてこの展示作品は、まず「疑って見つめる画面」とは何か…を考え制作した。
私の作品は、像としてfigurative、行為としてAbstractな要素がある。
今回は、“像としてfigurative の部分”では、画面に取り入れるモノを増やしたり、主役とサブの関係性を変更したりし、“行為としてAbstractな要素”の部分では、抽出する行為の度合いを強めた。
例えば、犬の描写を画面の中で1番に扱わず、制作する部屋の窓から画面に差し込む西日に存在を与えたり、窓ガラスを叩く雨だったりと、画面の世界観とは関係ないモノや画面の中でサブ的な要素とされるモノを1番強く主張させた。そして画面に現れる像の存在感を残しつつ形の曖昧さを強めた。
そういった画面を成立させる事で、像は存在感や意味を放つだけの存在ではなくなり、例えドラマティックな状況を描こうとも、物語・空想の内容を読み取るという着地点を、するりとかわす様な画面を作れるのではないだろうかと考えるのである。
「疑って見つめる画面」を見つめている間に、何を見せていけるのか…これがもっぱらの課題である。
成山亜衣
・・
NARIYAMA Ai  略歴
1983 大阪生まれ
2007 京都嵯峨芸術大学造形学科版画分野 卒業
2009 京都市立芸術大学大学院版画専攻 修了  大阪在住
個展
2010   Oギャラリーeyes (大阪)、2011年~2019年 毎年
2013,  18年 Oギャラリー (東京)
2018   ギャラリーモーニング(京都)
2019   Oギャラリー (大阪)
グループ展
2005 第30回全国大学版画展(町田市立国際版画美術館・東京)
2006 第31回全国大学版画展(町田市立国際版画美術館・東京)
   Open Studio Program! 2006(京都嵯峨芸術大学・京都)
   thinking print vo.1(京都嵯峨芸術大学・京都)
2007 Porto di Stamp ( アートゾーン神楽岡・京都)
   Dreaming ( アートコンプレックス・センター・東京)
2008 thinking printo vo.3(京都嵯峨芸術大学・京都)
2009 トゥルービヨン 7(O ギャラリー eyes・大阪)
   AMUSU ART JAM 2009 in kyoto(京都文化博物館・京都)
   気持ちの奥にあるもの Present Spirit(ギャラリーモーニング・京都)
2010 未来は僕らの手の中(O ギャラリー eyes・大阪)
   トーキョーワンダーウォール 2010 ( 東京都現代美術館・東京)
2011 プレゼントスピリット(ギャラリーモーニング・京都)
2012 トーキョーワンダーウォール 2012 ( 東京都現代美術館・東京)
   The13th Annivarsary Pre Exhibition(O ギャラリー eyes・大阪)
2015 FACE(ギャラリーモーニング・京都)
   演画・中の島ブルース(ギャラリーモーニング・京都)
2016 nigmatic behavior ーなんで年寄り って真夏に熱いお茶を好んで飲むの(O ギャラリー eyes・大阪)
   植木鉢のある風景(ギャラリーモーニング・京都)
2017 トゥールビヨン 0(O ギャラリー eyes・大阪)
2018 シェル美術賞2017(新国立美術館・東京)
2019 FACE 損保ジャパン日本興亜美術賞(損保ジャパン日本興亜美術館・東京)
・・
具体的な描写を探す。じぶんの中のイメージが抽象的な部分を補填しながらイメージを完成させようとするのだけれど。
目線はそのほかの色の流れに翻弄され、記憶が奥から出してくるイメージを「それとはちがうなー」と押し返す。
犬がいたり、ボールが軌跡を描いてたり、椅子が並んでいたり、人がいる・・・。しかし、そこには降り落ちる光があふれるように差し込んでいて。
リアルな描写と不明確な情況が溶け合うような画面。
連想ゲームのように答えが出るはずもなく、ただ温光に照らされる世界をすみずみまで楽しんでいただければ幸いです。
大作4点、プラス小品十数点。
ギャラリーモーニングでは「Present Spirit」(2009・2011)「FACE」「演画・中の島ブルース」(2015)
「植木鉢のある風景」(2016)の企画展、昨年(2018)の個展につづく展示です。/gallery morning
・・





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Last updated  December 15, 2019 01:35:37 PM
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