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カテゴリ:ガンダム
00のヒロインと思われたマリナ・イスマイール。
貧乏姫として世界の時流に流されたり、囚われて囚人服を着てみたり、主人公のために泣いて見せたり、テロリストのところで居候してみたり、暇つぶしに歌を歌ってラジオで人気が出てみたり、最終決戦時には宇宙に上がってみたり…したんだけれど。 王国を他者に復興してもらっただけでした。 いや、それはそれでめでたいとは思うのですが、そもそもアザディスタン王国がアリーに破壊された際、マリナは逃げ出しただけ。地上に降りて泣くとかも無かったので、崩壊した王国にはもう人民がいないかと思っていました(笑)。イノベイター風の人も入れても結構残っていたんです。そんな明確に難民となった人々がいたわけなのに、やっていることと言えばテロリスト達に匿われて保母さんしたり、ゴロゴロソングを作ったり…あ、刹那に読んでもらえない手紙も書いてみたか。 連邦の手で復興させてもらったアザディスタン…これは何故なんでしょう。理由を考えますとよく判らないのですね。そもそも一期で連邦に援助を求めている立場、関係はよくないはずで死んでいたと思われたマリナがいきなり現れたからといっても少し変。 自分の手を汚すことなく、ついでに苦労している描写すらなくただただ状況に流されて、そして周囲に全てお膳立てされてのハッピーエンド。 健気な人物として描くには、やっていることがおかしすぎます。 と映像上の部分だけ見てもおかしいのですが、刹那のために泣いてみたり、毎回刹那刹那とつぶやいてみたりした割に、ただ国を復興してもらいましたという終わり方で…いいのでしょうか。映像作品としてみた場合、マリナは一期・二期通して…いなくてもよかったような気がします。 尺が無くて描写が出来なかったというのは00のコーラサワー以外の全てのキャラクターに言える事ですが、その一番の被害者はマリナだったかも。そういう部分では、種死で神様に大変嫌われてしまったらしく主役が奪われてしまった青年を思い出してしまいます。あっちは主役陥落、こっちはヒロイン墜落。同じ落ちぶれた姫君という設定でもセイラさんやリリーナは頑張ったし、姫とは一寸違うけれどもラクスですら主体的に行動はしたからなぁ。作品的に見ますと…何もしていなかったので…いいのか、ヒロイン? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.31 21:16:33
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