1539470 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【ログイン】

ガムザッティの感動おすそわけブログ

PR

Calendar

Freepage List

Category

Favorite Blog

静岡知事選、投票率… New! happy-gaiさん

ひとりの死に過剰反… New! リライト8142さん

田淵さんのブログに… CherCYさん

ローガン 王道名なしさん

ミスター雁之助選手… 猫山文楽軒さん

映画「22年目の告白… ゆきんこ9116さん

   元局アナがス… ころりん0924さん
★★ユニ育ライフ | … ユニ育ママ/こがにさん
ライターかあさんと… プチプチゆっきーさん
ぺ天使のつぶやき kamadoyamadocaさん

Free Space

設定されていません。

Comments

エトワール@ Re:5月・カンゲキのまとめ(05/29) 5月もガムザッティ様は、多くの舞台をご…
エトワール@ Re:Kバレエ「海賊」(矢内/杉野/益子)@オーチャードホール(05/28) ガムザッティ様の「海賊」のレビューを待…
gamzatti@ Re[1]:「ヴェニスの商人」@さいたま芸術劇場(10/04) かっぱママさん コメントをいただいたのに…

Headline News

Rakuten Profile


gamzattiさん

バレエ・ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、舞台大好き!

フォローする

全55件 (55件中 1-10件目)

1 2 3 4 5 6 >

バレエ・ダンス

2017.01.23
XML
カテゴリ:バレエ・ダンス
毎年、1月には都民芸術フェスティバルがあり、
日本バレエ協会主催でオールスターのバレエが観られます。

私にとっては、熊川哲也が「ドン・キホーテ」全幕を初めて日本で演じた
1996年が忘れ難いですね。

今回は、長田佳世さんがラストステージになるので
1/22(日)のソワレに行ってまいりました。

Kバレエの草創期をずっと支え、
プロダクションになくてはならない存在としてじわじわと実力を上げ、
そして次のステップへと飛躍するために、
新国立劇場へと移籍した。

Kバレエを辞めるちょっと前から
本当に技術と表現力がマッチして光り輝くバレリーナとなったので、
私としては退団は非常に残念でした。

新天地の新国立でもプリンシパルとしてたくさんの作品に出演、
大きな花を咲かせたのはさすがですね。
そして、
昨年退団・引退を表明したのです。

やっぱり見届けてよかった長田さんのニキヤ。
素晴らしかったです。
一つ一つの所作というか、手や足、指、爪先の置き所にまで神経が行き届いていている。
音楽とのシンクロを大切にしている。
ここぞというところで表情を変化させる。
音楽の粋を、自分の体を通して引き出してみせるんですね。

そこが、
他のダンサーとまったく違いました。
別格の神々しさ。

今回の「ラ・バヤデール」はニキヤ、ソロル、ガムザッティそれぞれトリプルキャストで、
3チームで。
ソロルは浅田、芳賀、橋本。って、全員元Kバレエじゃないですか。
そこに長田さんはいる、輪島さんはいる、副さんはいる、ブーベルくんはいるで、
ちょっとしたKバレエ同窓会でしたね。

ガムザッティの馬場彩さんはかわいくて華やかでよかったです!
橋本くんのソロルは精彩を欠いたな~。
まあ、プロダクションの構成が、ほんとにソロルがダメダメな二股男なので、
ストーリーとしてソロルをカッコよくすることはできないのは橋本君のせいじゃないけど、
だからこそ、ソロではガッツリ魅力的に踊ってほしかったし、
ニキヤに対するほとばしるような愛を感じさせてもらいたかった。
まあ、それだけに最後、「あなたは~、私に~、愛を~、誓ったでしょ~」と、
うらめしや~、で化けて出て僧院を壊してしまうニキヤがオソロしくて当然だったけど。

芳賀くんや浅田くんはどうだったんだろう。
見てきた方、書き込んでくださったらうれしいです。

神像は、最初のジャンプの着地でつまずいちゃったのがいただけなかったですね。まあ、求めるものが高すぎるので、これ以上はノーコメント。初日マチネのブーベルはどうだったんだろう。
(やはり3チームもあると、他が気になります)

太鼓の踊りは、いつも盛り上がりますね。今回もよかった。
私は桝谷まい子さんの壺の踊りが、表情豊かで踊りが丁寧で、引きこまれました。

いろいろな演出方法があるけれど、
今回ほど大僧正の性格が矛盾だらけだったのは初めて。
この前のKバレエのときも、バラモンが単なるスケベ親父みたいで
私の思ってるバラモンと違うー、とは思っていましたが、
今回はそれに輪をかけまして、

ラスト、僧院が崩れ果てた後に残った聖なる火の前で一人拝むわけですが、
「あんたのせいでしょ」
「なに祈ってんの? 詫びてんの?」と突っ込みを入れてしまいそうです。

ニキヤが大好きで、告白して、
「あなた、聖職者でしょ」と拒否られたから「聖職者やめてもいい」といえば、
「私は巫女だから」と拒否られ、がっかり。
そしたら「巫女」なのにソロルとよろしくやってるのを目撃しちゃったんだから、
そりゃ怒って当然なわけです。

ガムパパのラジャだって一目おいてる大僧正ですよ。
その怒りを、もっともっと大きなものにしてもらいたかったし、
ニキヤへの愛憎をもっとこまやかに演じてほしかった、というのが
私のバラモンへの思いです。
(彼の精神は、「ノートルダム・ド・パリ」のフロロにつながってる、
 すごく普遍的なものなんだよね。いくらでも掘り下げられる)

演奏は、
影の王国のときのニキヤとソロルのアダージオにかかるバイオリンソロが、
本当に繊細で美しく、感謝! 


私のハンドルネーム「ガムザッティ」の由来となる「ラ・バヤデール」なので、
かかるとすぐに行ってしまうけれど、
やはり自分の中のベストは
熊川哲也がブロンズアイドルを踊った頃の英国ロイヤルバレエのもので、(1991)
私がバラモンに固執するのも、
このときのダウエルの演技のせいだとおもうし、
ムハメドフのソロル、アシムラートワのニキヤ、バッセルのガムザッテイは最強だった。

あとは、
ロパートキナがニキヤを踊ったマリインスキーのもの
このニキヤは本当に度肝を抜かれた。

最後に。
長田さんのフィナーレを東京文化会館での素晴らしいパフォーマンスで飾れたことは、
本当によかったと思います。
でも、
もっと「お、この人は??」と思うようなダンサーを
随所に見たかった。
影の王国のコールドがバランスを崩したのは、見苦しかったですね。
長田さんがいかなる着地のときにも音一つさせなかったのに比べ、
全体のレベルが少し低かったように思います。

辛口ですみません。バヤデールLoverなので。悪しからず。










Last updated  2017.01.23 09:43:12
コメント(2) | コメントを書く
2016.07.27
カテゴリ:バレエ・ダンス
知人が行かれなくなったということで、
良席を譲っていただきました。

フェリ、アナニアシヴィリ、ロパートキナ、ザハーロワ、マーフィー…。
次から次へと繰り広げられる凝縮された演技にノックアウトです。
プリマの存在感の大きさを思い知らされました。

フェリはなんといってもその表現力ですね。
特に「ル・パルク」ではモノトーンな動きの中にも表情の豊かさに感服しました。

でもはっきり言って、
このガラはニーナ姐さん祭りでしたよ。

音をたっぷり使って踊る「白鳥の湖」のパ・ド・ドゥの濃厚なこと!
姐さんここにあり。
オデットじゃなくて、姐さんここにあり。いいんです! 
それが姐さんだから! 大満足です。

二部では「レクリ」を楽しそうに。民族の誇りを高らかに謳いあげる姐さんの姿勢が好き。

ロパートキナは急遽演目を変えた「Fragments of one's biography」が見事でした。
生オケでなく音源を使っての、南米の音楽にのせて、完璧な踊りを見せた。
かかと、トゥ、かかと、トゥと重力を感じさせずに交互に踏み分ける足元から目が離せないですよ。
一緒に踊ったアンドレイ・エルマコフも踊りに音楽性と清廉な色気があって私は好みでした。

ザハーロワのジゼルは少し硬かったか。
私の行った日は、いいところでくしゃみや咳払いが続いて緊張がそがれました。
二部の「ディスタント・クライズ」のほうが良さが出ていた気がします。

ジリアン・マーフィーとマチアス・エイマンのカップルの明るく楽しい雰囲気が
祝祭性を増してくれた!
とくにマーフィー!
軽やかにして華やか。
「リーズの結婚」は、前半トリにふさわしい出来で、本当に素晴らしかったです。

それに比べて大トリの「眠りの森の美女」は、
最初のアダージオが三倍速かっていうスピードで、面食らう。
振付が「プティパ・ラトマンスキー」で通常とちょっと違うだけでなく、
カッサンドラ・トレナリーが他の女性陣に比べ、失礼ながらやや見劣り。
前半の「白鳥」でニーナ姐さんのサポートに終始したゴメスはここぞとばかりのソロだけど、
自分の持ちネタ全開で、まあ、王子様っていうよりゴメス様でした。
ニーナ姐さんと同じく「いいんです!」って言ってあげたいけど、
「眠りの森の美女」の結婚式の雰囲気って、あまり出ていなかったように思います。

フェリファンのおじさまたちが、たくさんいらしてて、
「フェリ!」コールが続いたし、前から5番目とか前の方でも
オペラグラスでガン見だったりとか、
やっぱり生ける伝説に近い。
私自身、まさか生きてるうちに、生フェリを間近で見られるチャンスに恵まれるとは、
思ってもみなかった。
ルジマートフを観たときも思ったけれど、
あのころのプリンシパルたちって、その人にしか醸し出せない魅力がある。
本当に偉大です。






Last updated  2016.07.29 10:16:05
コメント(3) | コメントを書く
2016.07.03
カテゴリ:バレエ・ダンス
大変ご無沙汰しております。
本日、ものすごく久しぶりにサイトを開いたところ、
二つ驚いたことがありました。

一つは、最後の更新が4月だったこと。
今日、何日分か、まとめてアップします。すみません。

二つ目は、7月1日に、ものすごくページビューがあったこと。
何に反応したんだろう?
・・・やっぱり大ちゃんかなー。
そんな気がします。

ずっとフィギュアスケートの大ちゃんを追ってきましたが、
「Love on the Floor」の大ちゃんを観て、
やっぱりこの人はカリスマだ!という意を強くしました。

実は「月刊スカパー!」7月号(現在発売中)のお仕事で、
高橋大輔さんのインタビューをさせていただきました。
そのインタビュー時の様子やドキュメンタリー映像の印象では、
彼が本当に「目指すもの」が高いこと、
それに向けて、必死に努力していること、
「完璧」な自分以外を許すことができないこと、
などをひしひしと感じました。

そして迎えた初日。
緊張が見えたのは最初の10秒。
あとは高橋大輔ワールドです。

丁寧に、丁寧に、踊る序盤の大ちゃん。
すべてから解放され、はじけまくるエピローグの大ちゃん。
どっちも好きです。

私のイチオシは「実験」というナンバー。
Act2の最後から2番目です。
彼のいいところが余すところなく出ていました。

パンフレットに掲載されているシェリル・パークとの対談を読むと、
シェリルが本当に高橋大輔の良さをわかって起用してくれていることを実感!
これ、けっこう感動でしたよ。
「立ったままの演技なのに、なおエモーションを感じさせてくれ」るアーティストとして、
技巧に走らせることをよしとせず、
彼のもっているものを、彼のテイストで爆発させるためのサポート。

手ごたえを感じた大ちゃんは、
カーテンコール(初日のみアフタートークあり)で
「もっともっと進化していきますよ!」と笑顔で言っていましたから、
これからいく方、リピーターの人、期待大ですよ~!

(月刊スカパー8月号に「Love on the Floor」のレビューが出る予定です)

*ちなみに、
 エージビューの増加は「中川晃教」関係だったみたい。
ミュージカル「ジャージーボーイズ」で注目浴びてるんですね!






Last updated  2016.07.03 22:00:22
コメント(0) | コメントを書く
2014.07.21
カテゴリ:バレエ・ダンス
すみません、
ちゃんと書けていませんが、とにかく素晴らしかったので、
facebookに上げた7/21の雄たけびを、そのまま載せておきます。

アリーナコジョカルドリームプロジェクトなう。

バレエ見ながら「英國屋!」「ルーマニ屋!」とか大向こう掛けたい気分(笑)
皆素敵だけど、
都+マックレーの「ラプソディー」は、
もう芸術の域を越えて福音の光としか言えん!
アダージオの途中ですでに滂沱。
我知らず感涙はとどまることを知らない。
拝みたいほどであった。

幕間に他のお客さんも
「ストーリーもない作品なのに、涙出てきた〜!」
「完全に持っていかれた感じだよねー」
「これだけでも元がとれたよ」と口々に。

ほんと、来てよかった〜。それも端っこながら2列目だったし。
久々に足元じっくり見られる位置だった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

後半の「白鳥の湖」第二幕、
オールスターキャストによる「海賊」ディヴェルティスマン、
よかったし十分満足したけれど、
「ラプソディー」を観てしまった以上、
どんなに素敵な踊りも踊りに過ぎず、踊り以上の感動を得ることはなかった。

あとで追記しますね。






Last updated  2014.07.23 09:12:31
コメント(1) | コメントを書く
2014.06.21
カテゴリ:バレエ・ダンス
金森穣率いるNoismの活動は、常に新しい挑戦に満ちている。
だからその作品は、
今や一つたりとも見逃せない。
その証拠に、
「カルメン」の関東圏での初日となる6/20の客席には、
首藤康之、中村恩恵、森山開次など、
Noism同様日本のモダンダンスを牽引する人々の顔が。

そこで繰り広げられた「カルメン」は、
「すべて知っている」パズルを使いながら、
まったく別の感動をもたらす舞台となった。

冒頭、「語る人」である旅の学者(原作者メリメ自身)が、
上手の「書斎」風机と、幕の前のスクリーンを使って
「これまでのいきさつ」を説明する。

それはちょっと冗長だけれど、スクリーンの使い方が巧みで
ようやく幕が開いて広々とした舞台に視野が開けた時が逆に新鮮で、
「ああ、これまでは『前振り』だったんだ」と改めて気づかされる。

そこから怒涛の「バレエ」が始まる。
Noismにしては様式的で、クラシックで、プティの振付のコンセプトもほうふつとさせる。

ところが…。

休憩をはさんで後半に入ったあたりから、
ぐんぐん金森色が強くなる。
カルメンと三角関係になってホセを争う「許嫁の女ミカエラ」の存在感が
魂たちの綱引きの緊張をキリキリと手繰り寄せていくのだ。
ここにきて、一幕は「人物紹介」の役割をきっちり果たしたことがわかる。
享楽と権力と栄誉のはざまを、
自由に、すり抜けるようにして生きるカルメンにとって、
「ホセ」は最初遊び駒の一つでしかない。
ホセにとって「カルメン」は、
未知なる世界のまだ使ったことのないオモチャにすぎない。
互いに「知らない」から「興味ある」だけの2人が、
自分がそちらに向かおうとすると「引き留める」力の反作用で、
どんどん近くなっていくのだ。

カルメンが本当にホセを愛するのは、
ホセがもっとも大事なものを失ったときだ。
同郷の男を失い、罪を犯して戻るべき故郷も失う。
一人たたずみ咆哮するホセの絶対的な孤独と共振したカルメンは、
初めてホセに心をゆるし、むしゃぶりつく。

天井からは、ミモザ。
真っ黄色の、大量の、ミモザ。
赤銅色の空と陸とを分けるのは、ただ1線の地平線。
夕暮れの星たちのようにまたたく半円形のともしびの中で、
2人は1つになる。
そのグラン・パ・ド・ドゥの美しさといったら…。

しかし、
その後カルメンは去っていく。
ホセにとって「前の社会」が足かせならば、
カルメンにとっての足かせは「運命」である。
ロマの女は、カードに示された「予言」に勝てない。
カルメンは舞台中央奥の、背を丸めた黒衣の影に向かって
吸い寄せられるように引きつけられてしまう。

そのとき、初めて気づくのだ。
物語の一番初めから何度も登場していた
あの背の丸い、顔の見えない、ちょっと滑稽にちょこちょこと歩く小さな黒衣たちが
謎の老婆ドロッテとともに、すべてを支配していたことを。
カルメンがホセを捨てる行為は、不条理でも気まぐれでもない。

必然だ。さだめだ。

さだめにのみ込まれるカルメンの悲愴が、こんなに身に染みるとは…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

すべてが終わったその後で、
登場人物たちは、一枚の記念写真のようににこやかに背景におさまる。
みな、死んでいった人々だ。

そして、
最後の1ピースとして語り手のメリメもその「集合写真」に加わり、
「物語の挿絵」は完成する。

金森穣は今回の「カルメン」のキーワードとして、
「物語の物語」を挙げていた。

舞台を客席と区切り結界させる額縁のような四角い空間を
「プロセニアム」と呼ぶが、
この「結界性」を無視して自由にプロセニアムの内外を出入りする語り手が
気がつくと物語の中の人物と一体化していく様子を
どう作品にしていくのか、非常に興味があった。

一枚の「挿絵」に入って客体から主体になったメリメを見ながら、
私は自分自身、
いつのまにか「物語を観る者」から「物語を生きる者」に変容していたことに気づく。

前半、私は外から物語を眺めていた。
自分とは関係のない、知らない土地の知らない人々の話を
ふんふんと聞いていた。
いつでも閉じられる本を読んでいたような感じで。

しかし後半は違う。
ホセの、カルメンの、ミカエラの恋の行方の終着駅まで、
私は疾走する。
ホセとなって、カルメンとなって、ミカエラとなって。
そして私も、一緒に挿絵の中に入って記念写真の仲間入りをしたのである。

金森氏は
「いつかNoismもなくなって、そうしたらNoismも様々な人に語られ、物語になる」
と言っていた。
「物語になる」とはもしかしたら、
主体がなくなって客体が語るということではなく、
主体そのものがなくなっても「物語」ることで、客体がその魂を受け継ぐことそのものなのかもしれない。

そうやって、
古典の中の人物たちは永遠の命を得たのである。
ラストシーンを考え出した金森にリスペクト。

もちろん、
彼の世界観を寸分たがわず視覚化したキャストの力はすごい。

金森は言う。
「Noismはこうだっていうのは、鍛錬された身体だけ。それだけは譲らない」
その通りだ。

カルメンの井関佐和子、
ホセの中川賢、
ミカエラの真下恵、
ドロッテの石原悠子、
Noism1のメンバーだけでなく2のメンバーも、
みな素晴らしい動きだった。

俳優として参加した奥野晃士も負けず劣らずきびきび動いて違和感がなかった。

もう一度、あの陶酔の中に身をおいてみたいと思う。

「カルメン」舞台製作記者会見の模様はこちら






Last updated  2014.06.24 10:10:56
コメント(1) | コメントを書く
2014.03.03
カテゴリ:バレエ・ダンス
Danza2014年Spring号の32ページに、
Noism「Play2Play」の劇評が載りました。

表紙はKバレエの「ラ・バヤデール」です。

Noismは、私がいま一番注目しているコンテンポラリーダンス集団です。






Last updated  2014.03.08 15:44:21
コメント(2) | コメントを書く
2014.03.01
カテゴリ:バレエ・ダンス
2月に観たダンスは以下の3本。

・「ARCHITANZ2月公演」@新国立劇場
・Dazzle「二重ニ裁ク者」@東京芸術劇場プレイハウス
・Diamond★Dogs「Colors」@博品館劇場

ARCHITANZは、
第一の注目がロバート・テューズリーの引退公演で、パートナーは酒井はな。
クラシックの名パ・ド・ドゥ「マノン」と、コンテンポラリーの新作「火の鳥」を踊る。
第二の注目が森山開次の「HAGOROMO」で、ガムラン奏者と能役者との競演だ。

休憩明け後半1発目の「HAGOROMO」が素晴らしく、
前半の低調さを一ぺんに吹き飛ばした。
無類の身体能力で筋肉の内なる高まりを感じさせる森山と、
静と動を自在に行き来する老獪な能役者・津村禮次郎の鋭い気合。

ガムランの調べに乗って
森山はときにバリの神様、ときに月の天女にと変容する。

能楽「羽衣」をしっかりと理解し、反芻し、
その上でオリジナリティあふれる現代的なセンスを輝かせる。

月の光を意識した抑え気味の照明とやさしいガムランの響きのなか、
薄衣のたゆたいはえもいわれぬ幽玄美で胸をとろけさせた。

これほどまでにアグレッシブかつ完成された作品の後では、
どんな舞踊も色褪せて見えるかと思いきや、
テューズリーと酒井との「火の鳥」
「HAGOROMO」に勝るとも劣らぬ気迫と解釈で私を魅了した。

前半の「マノン」に切れがなかった分、
なおさらそう思ったのかもしれない。
特に酒井の表現力は抜群で、
彼女の息の長い活躍の秘密は、
こうした難解な作品でも自分のものにできる読解力の深さだと感じた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Dazzleは、
演劇好きの知人から「今最も注目しているグループ」と勧められ、初見。
ストリートダンスをワンランク上の芸術に昇華させるべく、
技を磨き、さまざまな芸術美や哲学・思索をとりこもうとしている。

「二重ノ裁く者」は東京芸術劇場のプレイハウスという、
彼らの舞台としては初の「大劇場」であり、
舞台の広さや奥行を存分に生かし切れていたかというと
まだそこまではいっていなかった。

とはいえ、
人口増加、政治の世襲、
カリスマ政治家にすべてをゆだねて自分で考える権利を放棄する国民、
自分と異なる立場の人々との断絶と無理解、
自分の信念で行動する勇気など、
若者がありったけの真剣さでテーマを組み上げる姿勢に拍手。

結果的にはナチスによるユダヤ人排斥と抹殺をなぞった形になって
私のような「オバサン」には既視感があったが、
こういう過去の事実を知らずに育った若い人たちには衝撃ではなかっただろうか。

浅野忠信のナレーションもなじんでいた。
何より、
ラストのダンスの素晴らしさよ!

彼らから当分目が離せない。
Dazzleのポテンシャルに注目した坂東玉三郎とのコラボも楽しみだ。
森山開次と能楽もそうだが、
日本の誇る伝統芸能が数百年かけて培った精神と技能の極みを
こうした若い才能が吸収していくことが喜ばしい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Dazzleの翌日に観たDiamond★Dogsは、
また全然違う感慨を私にもたらした。

博品館劇場に集まった観客は、
新国立劇場とも東京芸術劇場とも
まったく異なるはなやぎをもっていた。

舞台上で繰り広げられるのショーは
いってみればジャニーズの「SHOCK」の大衆劇場版である。
D★Dのメンバー一人ひとりにコアなファンがいて、
御贔屓のメンバーが歌い踊るたびに、彼女たちのテンションがMAXとなる。

「魅せる」ことに長けたD★Dは、そのツボを外さない。
舞台の上だけで結界して自分の芸とひたすら向き合う森山たちとも
挑戦的な目をして自分たちの世界をつきつけようとするDazzleとも違い、
「あなたたちのために、僕たちは歌い、踊るよ」と手をさしのべ、やさしく微笑んでいる。

エンタメの原点はここだ。
アフタートークで眼をきらきらさせながら
「これからやってみたいこと」を話し合うD★Dの面々に大いなるリスペクト。

リーダーの東山義久がかつて「月の光」を踊ったときは、
身も心もとろけた記憶のある私だが、
あのときの東山には、森山の「HAGOROMO」と同じ匂いがした。


今の東山は自分の道を極めるというよりも、
リーダーとして全体をまとめ、
メンバーの気持ちを立てて行こうとする穏やかさがある。

その分、物足りなさも正直感じた。
しかし、
年を重ねればさまざまな道がある。

「若さ」だけが持てる鋭さもあるだろう。
怖いものなし、ということでもある。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

三種三様のダンスを観て、
私は幸せだ。

3月はいよいよKバレエの「ラ・バヤデール」。
ここに、もう一つの幸せを感じられるか、否か。
期待したい。






Last updated  2014.03.03 16:38:36
コメント(2) | コメントを書く
2012.12.25
カテゴリ:バレエ・ダンス
速報!
今夜もあります、神奈川芸術劇場(KAAT)でのNoism公演


絶対見逃すな!


実力世界標準でありながら新潟を拠点とするこのカンパニーが
関東圏で公演を打つ貴重な機会です。

ダンス、バレエ、舞台が好きなら絶対見逃すな!

振付家で舞踊家・演出家の芸術監督の金森穣は、
ベジャールにもキリアンにも師事した男。
カラダもアタマも、切れまくってます。
「踊る哲学者」ですから。

ふつー、ダンサーっていうのは、アタマの中のものをコトバにできないから踊るんだけど、
彼は自分の身体でも他人の身体でも、そして言葉でも金森ワールドを体現できる。

「中国の不思議な役人」は、
バレエではベジャールのものが圧倒的に有名ですし、
私もこれにアタマぶんなぐられた経験がありますが、

ベジャール版をリスペクトしながらも
ベジャール版とはまったく異なる世界を築いています。

日本人として、誇らしい!の一言。
なぜなら、
それは「日本人の感性」で「バルトーク」をひもといたら、
なるほど、その音はそういう「コトバ」を内包してるよね、と
素直に理解できる物語になっているからです。

不気味なものへの恐怖、
瞬時に変容するものへの驚き、
こときれても、こときれても復活するものへのおののき、
自分をむしばんでいく自己嫌悪、
さいなまれても、利用されても、あざけられても、最後に残る家族愛、
そして、
「群衆」という、目に見えない暴力。。。。。。。

Noism立ち上げ以前から金森氏の写真を撮り続けて、
Noismの写真も当初から撮影している篠山紀信氏が奇しくもおっしゃっているように、

これは写真にならない、
ましてや映像などでは伝わらない!


ナマでなければ、
一期一会の舞台と空間同居しなければ
その圧倒的な魅力を享受できない!


特別に同じステージ上に立っての撮影を許されている篠山紀信でさえ
「お客さんが入ったときとそうでないときでは違う。
 本番じゃなきゃ、本当の(最高の)姿は写せない」と歯ぎしりするくらい。

KAATでは、昨日と今日の2日間のみです。
私もこの演目、テレビじゃ全然良さを感じ取れなかった。

最初の、あの、「物体がむくむくとうごめく瞬間」から、
魔物の世界にとりこまれ、
「掃き溜めのミューズが光の中に消えていく瞬間」、
これが大人のおとぎ話であったことに気づくでしょう。


井関佐和子の身体能力、表現能力は驚異です。
それを引き出す金森穣の振付!

同時上演の「Solo for 2」でも、
終盤の彼女のソロは圧倒的な哀愁で迫ってきます。
関係者の言葉を借りれば
「この数年間の彼女は絶対見逃してはならない」
そう、成熟したココロを表現できるカラダを持つ女、です。

ただ、
もちろん彼女はダントツにすごいんだけど、
ほかのNoismメンバーたちが粒ぞろい。
それは「Solo for 2」で一人ひとりの技術力もわかるけれど、
金森穣の「アタマ」と常に対峙している彼らは、
本当に素晴らしい身体能力、気品と孤高をたたえた内面からの表現力を、
若いのに身にるけているんですよ。

必見!






Last updated  2012.12.26 08:12:07
コメント(0) | コメントを書く
2012.11.15
カテゴリ:バレエ・ダンス
私のハンドルネーム「ガムザッティ」の由来は、
この「ラ・バヤデール」にあります。
(詳しくはこちら
でも、
私、全幕でこの作品を生で観たことはないの。
昨年、チケットをとったのに観られなかったので、
今回はとても楽しみでした。
それも、大好きなロパートキナがニキヤだし。

私が最初に見た「ラ・バヤデール」は英国ロイヤルバレエのものだったので、
ロシアのマリインスキーバレエのものは、それと演出がかなり違うのは知っていました。

昔は、それがちょっと気になっていた部分もあったのだけれど、
(私はロシアのバレエになじめなかった時期が長かった)
数年前、ボリショイとマリインスキーの合同ガラコンサートを見たときから、
その実力と魅力にぐぐっと惹きつけられて、
今やロシアンバレエも大好きになりました!

ということで、観てまいりましたが、もう、「すごい」としかいいようがない!
ロパートキナのニキヤは、もう、この世のものとは思えない!
ニキヤは寺院の踊り子なのだけれど、
出てきたときは「巫女」。
大きく手を高く広く上げて静かに波立つように動かすと、
もう人間の動きじゃないの。
ゆっくりとした動きは「踊り」でなくて「必然的な動作」として美しい。
一つも無駄なものがない。
ただただ、見とれる。目が離せない。
そして、
邪恋でからみつく大僧正を巫女として拒否します。
でも、
恋人ソロルが出てきた途端に「女」になる。
恋する女になるんです。
同じように完璧な踊りだけれど、醸し出されるのは「人間」としての幸せです。
恋人がほかの女(=ガムザッティ)と結婚するその披露の場で踊らなければならないとき、
その哀しみの舞いに、ひとつの重力も感じられない。
つま先から足首、ひざ、腰まで、見事に一直線。
そのままたゆたう!
上から吊られているくらい、1グラムもつまさきにかかっていないように見える。
もう、すごすぎて、言葉にならない!

もちろん、ガムザッティもよかったし、ソロルもよかったし、
太鼓の踊りもよかったし、壺の踊りもよかったし、
まあ二幕はコールドから何から、エキゾチシズム全開の王朝絵巻を堪能。
蛇にかまれて大僧正からの解毒剤を拒否して、ニキヤは死んじゃうけれど、
ここでまさかのカーテンコールです。
たしかに二幕しか出ないソロの人たちも多いし、
ガムザッティとソロルのパ・ド・ドゥがあってガムザッティはここが見せ場だし、
そういう意味で三幕に出ない人たちのためのカーテンコールだと思っていたら・・・。
なーんと、ニキヤも出てくるじゃないですか!
笑顔でも全然OK。
このまま舞台が終わっても、十分モトがとれた感ありました。

ところがところが!

もう、三幕のいわゆる「影の王国」が、その上をゆく美しさで。
有名な、白いチュチュのコールドたちがゆっくりと一人ずつ現れて、
列をなし坂をジグザグに降りてくるところは、
紗幕がかかっていて、降りるごとに少しずつ足元にライトがあたって道が示される。
そのライティングのすてきなこと!
そして、
ここは英国ロイヤルだろうがロシアのマリインスキーだろうが、
音楽も振付もほぼ同じです。
ミンクスの音楽、プティパの振付、極めつけの決定版の古典ってことですね。
聴かせどころのヴァイオリンソロが、またまた豊かな音で堪能。
そしてクライマックスに向けての耳慣れたフレーズが聞こえてきたときは、
「ああ、もう終わっちゃう! 終わらないで! もっと続けて~!」と
心の中で叫んでしまいました。

でも、終わっちゃうんだよね。
そして大拍手とカーテンコール。

ロイヤルのバージョンと違って、結婚式の場というのはないんです。
筋より見せ場っていうバレエの本質を貫いて、潔いっていうか、
とにかくそんなことはどうでもいいくらい、素晴らしい舞台でした。

それにしても、ロパートキナって、いったいどういう人?
白鳥を見たときと、全然違う印象なんですが。
こんな消えゆくようなキャラクターだったっけ?
万華鏡です。無敵です。

気になっている人は、絶対見たほうがいいと思う。
バレエってこういうものなんだ、ってつくづく思った。

た・だ・し。
ブロンズ・アイドルは、やっぱり熊川哲也が一番ですね。
私は脳内変換していましたよ。
なんであんなことできちゃったんだろう、と思いながら見ていました。
やっぱりすごいダンサーだな~。






Last updated  2012.11.19 19:02:18
コメント(6) | コメントを書く
2012.11.02
カテゴリ:バレエ・ダンス
2012年11月2日
第1日に行ってきました。
「ヌレエフ・イン・スポレート」「神秘のダンサー ジャン・バビレ」。

ヌレエフのほうは、1964年のドキュメンタリーで、
26歳のヌレエフがスポレート芸術祭で、
「ライモンダ」をロイヤルのメンバーに振付け、
マーゴ・フォンテーンと踊るまで。
とはいっても、マーゴは家族の怪我により急遽イタリアを離れ、
代役の新人に1日で振りを覚えさせるという難役も務めた、
そのバックステージもの。
だから本番にはいなかったマーゴとの
リハーサルだけ踊った貴重な愛のパ・ド・ドゥなどもあり、
垂涎ものでした。
彼の身体のしなやかさ、優雅さには驚かされます。
ヌレエフとマーゴとの踊りは、
まさに才能と才能が打ち消しあわなず一つの高みに昇っていく芸術品。
素晴らしかった!

でも、でも、でも!

ジャン・バビレのダンスを観たら、ヌレエフだって吹っ飛んじゃう!
それくらい、神だった。
「若者と死」初演。すごすぎる。
数々の映画。圧倒的な緩急。人間技じゃない。
「バランス」「ライフ」重力あるのに、宇宙遊泳?
50歳になってから、また踊る。
ストップモーションがこれほど美しい人はいない!
コクトー、コレット、ピカソと語り、
プチにもベジャールにも愛され、
バリシニコフがひざまづき、
名だたる同時代のダンサーたちが戦意喪失し、
「エアリアル」な高い飛翔かつ「バターのごとき柔らかい」着地ができ
身体のすみずみまで感覚と意識がいきとどき、
すべてをコントロールして「詩」を具現する!
知性と情熱、優しさと激しさ。静と動、硬と軟、哲学者と少年。
原因と結果を両方持ち合わせているのは神だけだという。
神、なのかもしれない、と思った。

「バレエには優美さと詩とスタイルが必要」

そう。そうなんだ。
彼を見ていたら、なぜ人はダンスを見て感動するのか、わかった気がした。

第2日はマーサ・グレアム、カニングハム、ドゥエンデ、ピナ、キリアンなど。
第3日はマギー・マラン、ドゥフクレ、ヌレエフ、ピナなど。
フランスの「ラ・シネマテク・ドゥ・ラ・ダンス」が1000本のダンス映像の中から、
日本ではあまり見ることのできないものを20本選んで届けてくれている。
ダンスの好きな人、絶対見るべし!
時空を超えて、
「あの人」の絶頂を体感し、「この人」のアタマの中を見せてくれる。

さいたま芸術劇場に、どうぞ。






Last updated  2012.11.03 13:22:12
コメント(0) | コメントを書く

全55件 (55件中 1-10件目)

1 2 3 4 5 6 >

Powered By 楽天ブログは国内最大級の無料ブログサービスです。楽天・Infoseekと連動した豊富なコンテンツや簡単アフィリエイト機能、フォトアルバムも使えます。デザインも豊富・簡単カスタマイズが可能!

Copyright (c) 1997-2017 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.