9709089 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

幻泉館日録@楽天

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Profile

幻泉館 主人

幻泉館 主人

Freepage List

Archives

2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2023.11
2023.10
2023.09

Comments

katori@ Re:The Philosophy of Modern Song(03/11) お元気ですか? いつも6月になるとwish…
sonohanasakumade@ Re:訪問診療(04/2) クロ現で 沢木耕太郎さんのインタビュー…
chappi-chappi@ Re:ギターというモノ/ギタリストというヒト(12/26) おこんばんは。 新しいプロバイダーさん…
幻泉館 主人@ Re[1]:訪問診療(04/20) sonohanasakuadeさん、こんにちは♪ 母は…

Category

Favorite Blog

NHK「地球ドラマチッ… New! まいか。さん

『宇宙はなぜ美しい… New! Mドングリさん

梅雨本番(あるいは末… 穴沢ジョージさん

楽天ブログも終わっ… Dr.悠々さん

じゆうたく考【お風… シェフ・オオシマさん

でろれん日乗 でろりさん
夜間飛行へ・・・ 夜間飛行さん
remi's room remi10さん
デパ地下グルメ @キララさん
Now Wait For Last Y… コブラクローさん

Recent Posts

2005.02.19
XML
カテゴリ:ボブ・ディラン


【追記】No.2

以前書いたかとも思いますが、『近代の奈落』を読んだ時の日録の一部を再掲しておきます。

----------[2002年11月18日付日録より]

宮崎学『近代の奈落』宮崎学『近代の奈落』
解放出版社
四六版上製 本文475p
定価:2100円(悪税込)


第1章 川筋のボタ山に立つ―筑豊の部落解放運動と羽音豊
第2章 突破者から見た解放の父―もう一つの松本治一郎伝
第3章 曙光をもたらした青年たち―柏原三青年と全国水平社
第4章 水平社精神を継ぐもの―戦後奈良の部落解放運動と川口正志
第5章 渦巻く大都市部落―京都部落解放運動の光と影
第6章 歴史に呼び出された男たち―松田喜一、泉野利喜蔵、栗須七郎、そして大阪の水平運動
第7章 大逆事件から水平社まで―明治・大正期和歌山の被差別部落
第8章 眼醒めたものは悲しくなかった―『破戒』と長野県の水平運動
第9章 水平線上の赤と黒―アナ・ボル対立と平野小劔・高橋貞樹



『近代の奈落』読了
本文が470ページを超える厚い本だが、易しく書かれているので読み終わるのにこれほど時間がかかるとは思わなかった。
久しぶりにヒトサマにお勧めできる本です。

突破者・宮崎学氏が部落解放運動の黎明期からの歴史を、綿密なルポと調査によって熱く語っています。
どうしてこんなに時間をかけることができるのか読みながら不思議に思っていたら、これは『月刊部落解放』に連載された記事をもとにしたのだそうな。なるほど。

日本の歴史に登場する、おそらく最も感動的な文言「全国水平社宣言」を、誰がどのように書いたのか。
日本の近代の夜明けに、懸命に生きた青年たちの姿は美しいぞ。

歴史から消された青年たちを語る口調が優しい。
明けるはずだった夜がなぜ明けなかったのか。
キツネ目のおっちゃんの偉いところは、敵を確定できるところ。
「平沼騏一郎」という指摘は正しい。

今日本の構造がすごい勢いで変わろうとしているのは、首相ががんばっているからではない。
官僚が本気だからだ。
「クリーン」な「正しい」方向へ国を変えていこうと真剣なのだ。
だからこそ、大変困ったことなのである。

大西巨人の大傑作『神聖喜劇』に、魅力的な人物が登場する。
今手元にないので具体的に書けないのだが、映画『戦場のメリークリスマス』に出てくる二人がそれによく似ている。
『戦メリ』の場合はビートたけしと坂本龍一が演じた。

日常的に差別し、搾取する直接の敵は「兵隊」であるビートたけしたちである。粗野で乱暴で、しかし愛すべき庶民でもある。その日常的な差別を正してくれることさえあるのが、清廉なる「軍人」坂本龍一。そこでほいほいと「軍人」の番犬になっちゃいけない。本当の敵は国家を体現する「軍人」の方なんだ。


【追記】No.1

「NEWS23」の金曜深夜便に電気グルーヴが出てましたね。
びっくり。
でも、トークだけだったのがちょっと残念。

その後の番組「R30」のゲストがみうらじゅんさんで、これも実に楽しかったです。
ボブ・ディランに会いに行った話がありましたよぉ。
かなり笑っちゃいました。

みうらじゅんさんはまあ私と同世代で、髪の長さも今は同じぐらい、メガネに色が付いているところまでは同じなんですが、あんまり似ていません。
同じ括りには入れられそうですがね。




千本浜 2005年2月11日


プロレスラーのゴージャス・ジョージのことを覚えていますか?
ディランが田舎でバンド演奏をしている時に、声をかけてくれた(らしい)。
めちゃくちゃ豪華絢爛なオーラを放っているジョージの一言が、大いに励みになったと書いてましたね。
ハリー・ベラフォンテと一緒にいると、ちょうどその時と同じような気持になれたそうです。
「聖なる油を注がれた(anointed)」ような気がしたそうです。

さて、時刻も遅くなったので、ディランとデロレスはそろそろ帰ろうかとしていました。
すると突然マイク・シーガーが目に入りました。
ああ、やっと出てきましたね。
四十年以上経った今でも、その瞬間を覚えているのだと思います。
「あ、マイクだ!」って感じね。
やっぱりとっても嬉しかったのでしょう。

The New Lost City Ramblersの演奏は見たことがあったそうです。
「eerie」な気持がしたというのですから、尋常ではありません。
「unprecedent(前例がない)」存在だったのです。
これまた凄まじい表現ですなあ。

 →New Lost City Ramblers : 1965 Newport Folk Festival

---------------------------------------------
As for being a folk musician, he was the supreme archetype. He could push a stake through Dracula's black heart.
---------------------------------------------

う~ん。
「arcehtype(原型、典型)」はなんとなく雰囲気がわかります。
でも、「ドラキュラの黒い心臓に杭を突き通すことができる」というのは、これはおもしろいんですが正直な話、よくわかりません。
あ、その後に書いてある「彼の血には騎士道的精神(chivalry)があった」にそのまま繋がるのか。

「君主制が復活して現われた人物のように、彼は教会を浄化しに来たのだ。」

今のご時世ではとても誉め言葉には聞こえないのですが、凛と立つ孤高の騎士を想像すれば良いのでしょう。
バッターボックスに立ったイチローみたいな感じかな。

p.70に入りました。

www.iraqbodycount.orgwww.iraqbodycount.org
www.iraqbodycount.org

幻泉館 リンク用バナー






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.02.19 13:13:08
コメント(6) | コメントを書く
[ボブ・ディラン] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.