函館馬車鉄道記念碑
旅の締めくくりは函館の路面電車とすることにします。北海道で唯一の路面電車である函館市電の前身が函館馬車鉄道であったということは、今回初めて知りました。函館馬車鉄道は明治28年、亀函馬車鉄道株式会社として設立され、明治30年12月に開業しました。その後、徐々に路線を延長しましたが、明治31年8月、社名を函館馬車鉄道株式会社と改称し、同年には念願であった湯川までの路線も開通しました(これは、現在の市電の路線と同じところを走っています)。明治44年には函館水電株式会社と合併、大正2年に電車が走るようになるまで市民の足として活躍したという歴史を持っています。この記念碑は駒場車庫の前に建っています。ちょうどバックにレトロ電車の1両である530号が停まりましたので、両方を組み合わせて旅の思い出としました。