ドイツ 12月4日のバルバラの枝
下のこどもたちをお迎えに行った帰り、家の近所の家族経営の旅行代理店の前を通ると、なにやら人手があり、にぎわっています。見れば、赤いクリスマスの帽子をかぶった従業員総出で、お店の前にスタンドを出し、無料でグリューワインという、スパイス入りのホットワインや、子供用にはアルコールヌキのホットパンチ、さらにこの家のおばあちゃまの手作りだというクリスマスクッキーなどで、通りがかりの人をもてなしています。パーティー気分を盛り上げるプチコスプレのキュートな帽子『ロングテールサンタハット 2個セッ...ドイツワイン冬の風物詩♪芯から冷えたらこれに限る!グリューワイン・シュテルンターラーN.V.1...わたしたち親子も声をかけられるままに、マグカップのパンチとグリューワインを手渡され、しばし憩いのひととき。やはり赤い帽子をかぶった小学校3年生だという女の子も出てきて、うちの子たちに小さなアドベンツカレンダーをひとつずつくれました。アドベントカレンダーベア【チョコレート】【クリスマス】 【組み合わせ自由合計2,980円(税込...プッチーなどはすっかりこの子供用パンチが気に入って、おかわりまでしちゃいました。クッキーもいかにも手作りの味でさくさくとおいしく、すっかりごちそうになってしまい、見知らぬ通行人にこんなに手厚いもてなしをしていただいて無料では申し訳ないので、スタンドのグリューワインの隣に並べられていたチャリティ用のクリスマスカードを一枚買いました。帰り際に、「はい、どうぞ」と渡されたのが、バルバラの枝。これはドイツの古いしきたりで、リンゴや梨、白樺やマロニエの枝などを12月4日に折り取り、水を張った花瓶に入れて室内においておきます。暖かい室内で枝が葉を出し、クリスマス当日までには花が咲くこともあるのだとか。このバルバラの枝に花が咲くかで、来る新年の吉兆を占う意味もあったそうですが、さて、我が家のバルバラの枝には吉がやってくるでしょうか?