世界最大規模の太陽発電見本市 インターソーラー
2009年5月27日~29日のあいだ、ドイツ・ミュンヘンで開催された、世界最大規模の太陽発電の見本市、「インターソーラー2009」に、28日の木曜日、仕事の一環として行ってきました。太陽光エネルギー、太陽熱エネルギー、風力、水力など、人類のタイムスケールからみてほぼ永続的に得られる自然界に存在するエネルギーを使用する再生可能エネルギーの中でも、太陽電池は世界的にも注目をあびています。ヨーロッパの中では、年間日照量はかなり少ない(12月のミュンヘンでは、一日平均1.9時間。かたやスペインでは12月でも4時間以上)ドイツですが、以外や以外、欧州国内で一番ソーラー関係のビジネスが盛り上がっているのもドイツなのです。最近では、アメリカ大統領のオバマも、太陽光発電などの自然エネルギーを推進するということで、アメリカとドイツがソーラービジネスのトップのようです。「インターソーラー2009」は、PV(Photovoltaic フォトヴォルタイク、太陽光エネルギー)業界のB to Bトレードショーでもあり、展示カテゴリーは「太陽電池」「太陽光発電システム」「PVインバーター」「太陽熱テクノロジー」など業界の主要なセクター別に分かれていました。開催3回目にあたる今年は、世界150カ国から、6万人という、昨年よりさらに多くのビジターが訪れたということで、成功裡に終了したそうです。出展側も、A1~A3、B1~B6の合計9つのホール内に、大小2000以上のブースがあり、1日ではとても全部は回れません。予定訪問ブースを前もって調べ上げ、アルファベット別&ホール別のリストにし、それをもとに、とにかくひとつでも多くのブースを回れるように、準備をしました。その甲斐があって、なかなか実りのあるコンタクトをとることができました。わたしたちが訪問したのは、3日間の会期のうちの2日目でした。朝9時の会場からびっちりと入場し、アクティブに行動。会場内も熱気に包まれており、今年2回目の訪問になる同僚は、「去年よりも規模が大きくなっている!」「今年は中国からの出展がやたらと多いわ!」と、感想を述べていました。人気のある(?)ブースでは、立錐の余地もないぐらい、出展側社員、訪問者がいりまじり、控えめな日本人の代表であるわたしなどは、なかなか係りの人に話しかけることもむずかしかったりしました。それでも、会場内は午後3時を過ぎるとかなりリラックスした雰囲気になり、あちこちのブースで飲み物(ビールだったりすることも)を飲みながら、なごやかに談笑するグループが多く見られました。そのころになると、こちらもそろそろ足が痛くなってきましたので、ちょっと休憩をし、あとはビジネスには直接関係はないけれど、個人的に気になった、ソーラーを使ったおもちゃのブースなどをひやかしながら出口にむかい、ここちよい疲労感とともに会場を後にしました。さすがに、こんなのはありませんでしたが・・・。こんな雰囲気のものや、半導体ウエーファーをアクセサリーにしたものなどがあり、ソーラーの世界もおくが深いようです。