スズムシ
面白い雑誌の付録があるもので、これがなんとスズムシ飼育セット。9歳になる息子の取っている雑誌の付録だ。たしか「科学」だったかな~?ま、普通スズムシというと、シーズンになると、だからともなく回ってくるというか、気が付くと親戚の家にいたりする。それから分けてもらって飼うことが多かったが、それも30年近く前のこと。ところがこのセット、単純な飼育セットではない。子供用のセットなので、内容物は簡単なものだ。スズムシが遊ぶためのコルクとプラスチックの飾り、孵化用のマット、ケージ、飼料、マニュアルなどだ。面白いことに、ケージにマットを敷き詰め、水をかけるとスズムシがマットから出てくる。まるで苗床を作るような感覚で、スズムシの孵化が始まる。あるていど大きくなるまで、そのケージで飼うが、一応成虫になるまでいけそうな勢いである。ただ、虫の数が多く、今日新しいケージに移し替えた。去年コオロギのために改造した水槽だ。ちょうど淡水魚用に買い置きしておいた砂が、少しばかり残っていたので、これを敷き、使い古しの風呂用備長炭をしめらせて中にいれてやった。面白いことに、それまで申し訳程度にしか鳴かなかった♂が、今日はちゃんとスズムシっぽく鳴き始めたのだ。あと2週間くらいすると、綺麗な鳴き声になるだろう。だれが考えたか知れないが、面白い付録である。大人向け癒し系グッズとしても結構いけるんじゃないかな~。