ワセリン使おう!
これは僕が学生だったころの友人(男)のルームメイト(女)が催したパーティーでのことだった。と、その前に、アメリカでは男女がルームメイトとして暮らし、お互いに別々の恋人がいるってのは、そんなに珍しいことではない。話はもどってパーティー。それほどパーティー好きでもなかったけど、外国での一人暮らしは、やっぱり淋しい。パーティーは、この女性のほうから誘ってきた。彼女、癖なのか、挨拶の時、かならず口にキスをしてくれた。ブルーネットの髪にスリムな姿態の彼女、ま、それなりに魅力的な女性だったが、色気は今ひとつ。でもま~、彼女のキスは気に入っていた。贅沢はもうしません、状態だったわけだ。正直多少の期待はあった。通常大学生のパーティーの場合、自宅アパートで2~30人程度集まって、パンチ(フルーツジュースにラムを混ぜた飲み物)とビールくらいで、あとは音楽かけてがやがやするというシンプルなものだ。だいたい楽しい時間を過ごして、あとはいそいそと自宅に帰るのが通常の習わし。パーティーに着くや、主催者の彼女が自分の友達だといって、数名紹介してくれた。たまたま隣に座った別の女の子(紹介された巨○ちゃん)と、いろいろとしゃべっている内に、なんだか腰のあたりが暖かくなってきた。気がついたら彼女がぺったりくっついてきた。こうなると酒が美味い!話が弾む。気がついたら、口吸ってました。m_,_m同僚の日本人学生の視線が、おもいっきり突き刺さってきた。「いいな~~~~~」って、目でモノをいう奴らをしりめに、持ち帰っちゃいました。頂き物は感謝しなきゃね。当然でしょ!頂き物の風呂敷を開いていると、その頂き物が変わったことを言い出した。「ワセリンある?」首尾良くワセリンは持っていたので、なんとかいただく事ができました。二十歳だったぎぐにとっては、なかなか刺激的な一夜となった。潤滑油の使い方はご想像にお任せします。■ワセリン:薬品用基剤の一つで、軟膏等に使われている。よくボクシングで、選手が額とかを斬ると、ぬりたくられるやつ。最近は薬局でも見かけるようになったもの。---------------ミュージシャン用語辞典 (国内アカデミック編)ドンカマ =レコーディングなどで使うテンポの基準音。最近はほとんとがプログラムされているが、スタジオミュージシャンなるものがいて、演奏する場合は、これを聞きながらテンポを取ることが多い。指揮棒の替わりみたいなもの。カエシ =いわゆるモニターというやつで、自分や他のメンバーが演奏している音を、ヘッドフォーンや、モニタースピーカーに戻すこと。またはその音量。転がし =床置きタイプのモニタースピーカー。おにぎり =同上だが、形が三画形のもの。タク =もともとは音響調整卓からきているが、いわゆるミキサーのこと。沢山の音を混ぜ合わせるための重要な基材。(オタクとはなんの関係もない。) ドンシャリ =高音と低音を上げた刺激的なミックスをされて音、またはそういう音楽のこと。サチル =もっぱらアナログ機材、とくにテープレコーダーなどで起こるが、録音信号が、テープなどので録音できる範囲を超えてしまって、特定の音量、周波数などが切れてしまうこと。英語のサチュレーションって言葉からきている。コンプ =コンプレッサーという機材のこと。音のピーク(強い所)を押さえ込むための機材。音のしまりを良くしたり、過大入力を予防することが出来る。(リミッターというのもあるが、若干用途が違う)空間系 =リバーブ、ディレイ、コーラスといった効果。残響音、反射音と言えばわかりやすいだろう。ハウリ =一端マイクから入った音が、スピーカーからでて、また同じマイクで拾ってしまい、音がどうどうめぐりしてしまうこと。よく学校のメガホンで「ぴー」って鳴るのあるでしょ。あれあれ。英語のハウリングからきた言葉。続く。。。。